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誰でも速くなるサッカーのスピードアップ講座

2016年11月16日

足が速いだけじゃダメ!サッカーに必要なスピードって何?

キーワード:スピードタニラダーフィジカル姿勢谷真一郎走り方走力

近年のサッカー界において、子どもから大人までキーワードになっている言葉があります。それが「スピード」です。日本代表のハリルホジッチ監督も「縦に速いサッカー」を掲げており、メッシやクリスティアーノ・ロナウドなど、世界トップレベルの選手に、足が遅い選手はいません。(文:鈴木智之)
 
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■サッカーにおける「スピード」とは?

では、ここで考えてみましょう。サッカーにおける「スピード」とはなんでしょうか? 真っ先に思い浮かぶのは、ダッシュやスプリントといった走力の部分です。サッカーに走力は必要です。
 
メッシもC・ロナウドもロッベンも、世界の超一流のアタッカーは、陸上選手顔負けのスピードを備えています。なおかつ、繊細なボールコントロールの技術を持っているので、対峙する相手にとっては厄介この上ありません。
 
では、速く走るために必要なこととは、なんでしょうか? 17年に渡りJリーグのクラブでフィジカル・コンディショニングコーチを務め、現役時代は快速FWとして日本代表にも召集された谷真一郎さんは、ポイントのひとつに「地面反力」を挙げます。
 

■正しい動きを知ることが重要

「地面反力とは、地面を押して返ってくる力のことです。サッカーの試合中、前に進む、ターンをして進行方向を変えるといったときに、地面を踏むことで跳ね返る力を得て、次の動作につなげていきます。地面反力を得るためには、常に適切な足幅で動き続けることが重要で、私はそれを“パワーポジション”と呼んでいます」
 
谷さんが開発した「タニラダー」は、パワーポジションを身につけるために適したもので、4マス、2mほどの長さは「実際の試合の動きに近いテンポ」を実現するための設定になっています。谷さんは言います。
 
「直線的な走りをするときに、一生懸命走ろうとして歩幅を広げると、地面反力をうまく得られなくなります。また、気持ちが先行すると前傾姿勢が強くなり、膝も上がらず、脚が後方へと流れてしまい、回転速度が遅くなります。まず、正しい走り方、方向転換の仕方を知り、スピードを上げるためのトレーニングをする。それがトレーニングの順番です」
 
さらに、こう続けます。
 
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■走り以外にもサッカーに必要なスピードはある

「プレーのスピードを上げるために重要なのは、サッカーの動きから逆算してトレーニングをすることです。単純に速く走るだけでなく、速く止まる、速く蹴る、速くドリブルする、速く寄せる、速く奪う、速く跳ぶ、速くボールをコントロールするなどの動きの部分に加えて、プレーの判断、思考、状況把握といった、考えるスピードの速さも重要です」
 
このように、サッカーのプレースピードを上げるために必要なものはたくさんあります。
 
走り方以外に、どのような部分を、どのようなトレーニングで高めていけば良いのか。この連載では谷さんのメソッドに焦点を当てて「サッカーのプレースピードを上げるためのトレーニング」を紹介したいと思います。
 
サッカーの直線的なスプリント、曲線的なスプリント、細かな方向転換を含めたアジリティ(敏捷性:瞬間的なスピード)といった「走ること」にポイントを当てたものから、タニラダーを使った「速く蹴る」「速くドリブルする」といった、ボールを持ったときのプレースピードを上げるためのトレーニング、動作まで、これらを速く正確に実行することができれば、周りを見る時間や判断する時間に余裕ができ、プレーの実行の質を高めることにもつながります。
 

■自分の身体を思い通りに動かせるようになろう!

サッカーは頭と身体、両方が重要なスポーツであり、判断のスピードも非常に重要です。しかし、正しい判断を行えてもプレーが不正確であったり、スピードが遅かったりすれば、それは現代サッカーでは通用しません。その両方を高めていく必要があります。
 
また、ボールを速く正確に扱うためには『自分の身体を思い通りに動かす』ことが上達の第一歩です。谷さん自身、選手として日本代表まで上り詰めた経験を持ち、コーチとしてJクラブで17年間指導し、日々、トップレベルの選手たちと切磋琢磨し、トレーニングメソッドをアップデートしています。
 
そして、タニラダーを使うことで
 
・ 神経系の発達
・ バランスの強化
・ 効果的な動き
 
をトレーニングし、各動作のスピードを高めていくことが可能になります。これらのトレーニングをすることは、身体の持つポテンシャルを最大限引き出すことにつながり、ケガの予防にもなります。
 
体格や身体能力で劣る選手たちを何人も再生してきた谷さんのメソッド。この連載では、サッカーのプレースピードを高める理論とトレーニング方法を詳しくご紹介していきます。
 
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谷 真一郎(たに しんいちろう)
筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、15年以上に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。500試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』
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文:鈴木智之

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