あなたの街のサッカーパパを直撃取材!

2016年4月 8日

小学生から始めたサッカーを高校生になった今もつづける娘を持つお父さんの話

今回取材を引き受けてくれた寺島芳人さん。サッカー少女が長くサッカーをつづけられるようにボランティアでコーチをつづけている

■父はボランティアコーチに、娘は名門サッカー部へ

娘さんがトレセンに参加するようになり、寺島さん自身もボランティアコーチとして活動するようになりました。
 
「クラブの飲み会があるからおいでよと言われて行くと、そこはコーチ会議の席で、スタッフ表にはぼくの名前が入っていました(笑)」
 
半ば強引にコーチの道へ引きずり込まれたのですが、「なんだかんだいって、サッカーに関わっていたい気持ちが強いんですよね」という寺島さんは、現在は所属クラブの他に、女子トレセンでGKコーチをしたりと、週末を忙しく過ごしています。
 
ボランティアコーチを始めて、今年で10年目になる寺島さん。いまは女子を中心に指導しているそうですが、子ども達を指導するときに、どんなことに気をつけているのでしょうか。
 
「当然、指導をする以上は競技力、技術面で向上してほしいと思っています。一方で、女子は中学に上がってサッカーを続ける環境が限られているのも現実です。そのため、中学で続けることの手伝いも含めて、コーチの仕事だと思っています。とはいえそんなに難しいことは考えず、サッカーを好きになって、楽しいと思ってもらえるように心がけています。自分もサッカーをしていた中で、できなかったことができるようになることを楽しいと感じていました。リフティングの回数が増えたり、トラップがうまくなったり。試合の勝ち負けだけでなく、それもサッカーの楽しみだと思います。子ども達には、ひとつでも多く、サッカーの楽しみを感じて、卒業していってほしいと思います」
 
娘さんは中学校で女子クラブに入り、高校生になったいまでは、東京にある全国区の高校サッカー部でプレーしています。朝5時前に家を出て朝練に励み、勉強も疎かにはしないそうです。
 
「朝が早いので、お弁当をつくる妻は大変です」
 
家族のサポートを受けながら、娘さんはサッカーに没頭しています。お父さんはボランティアコーチ、娘さんは名門校の女子サッカー部。そして中学2年生の長男は中体連の部活動等と、それぞれの形でサッカーに携わる寺島家。これもひとつの幸せなサッカーライフの形なのではないでしょうか。
 
後編『娘がサッカーを始めたことで女子チームのコーチになったお父さんの話』につづく>>
 

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