千葉県のフクダ電子スクエア／フィールドで開催中のU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ３日目、ベスト４が決定しました。

決勝トーナメントの激戦が繰り広げられる中、FCバルセロナ、FC大泉学園（東京）、エコノメソッド選抜、マルバFCの４チームが準決勝進出を果たしました。
（取材：鈴木智之、写真：兼子槇一郎）

　

　

　

　

　

　

■FCバルセロナ、雷雨の中断で流れを掴み勝利

注目のFCバルセロナはラウンド16でWings U-12と対戦。試合開始直後から、主導権を握ったのはWings U-12でした。キャプテンの一ノ瀬駿寿選手とアタッカーの船田強太選手を起点にバルサゴールに迫り、決定機を作ります。

　

しかし前半７分を過ぎた頃に雷が鳴り、試合は一時中断。この中断によって流れが変わり、再開後はバルセロナがペースを握ります。そして前半終了間際、バルサの攻撃をリードする10番、マリオ・フランコ・デェ・ラ・フエンテ選手のゴールで先制すると、後半３分、９分と立て続けにゴールを決めて勝利を収めました。

続く東京ヴェルディ戦では、１対１で迎えた終盤、鮮やかなパスワークからエースのジャイデン・エスピナル・ペラルタ選手が勝ち越しゴールを決め、２対１で勝利。ベスト４進出を決めました。

　

■FC大泉学園、エコノメソッド選抜が強豪を撃破

　

初日に３連勝を飾ったFC大泉学園は、ラウンド16で関西の強豪・センアーノ神戸を１対０で破ると、準々決勝ではチビリンピック優勝の柏レイソルを撃破。名だたる強豪を倒して、ベスト４進出を決めました。

スペイン・バルセロナで発祥した『サッカーインテリジェンスを高める指導』が特徴のエコノメソッド選抜は、昨年のワーチャレ優勝チーム・バディーSC（神奈川）、強烈な個を揃えた優勝候補のバディサッカークラブ（東京）に対し、井関溜季也選手を中心とした切れ味鋭い攻撃と組織的なディフェンスでゴールを割らせず、２試合連続で１対０で勝利。見事ベスト４に名乗りを上げました。

　

■マルバFC、PK戦を制して準決勝へ

　

３年前の優勝チームで優勝候補の一角・マルバFCはラウンド16で上尾朝日FC（埼玉）に１対０で勝利すると、準々決勝ではドリブルとパスを織り交ぜた、多彩な攻撃を仕掛ける川崎フロンターレU-12と対戦。

両チームの個人技術と激しい守備がぶつかり合う好ゲームは、１対１のまま決着がつかず、勝負の行方はPK戦へ。そこで正確なキックを披露したマルバFCが激戦を勝ち抜き、ベスト４進出を決めました。

　

■準決勝、決勝はフクダ電子アリーナで開催

22日に行われる準決勝のカードは、FCバルセロナ対FC大泉学園、エコノメソッド選抜対マルバFCに決定。

会場をフクダ電子アリーナに移して行われる準決勝、そして決勝では、好ゲームが繰り広げられることは間違いありません。果たして、バルセロナを倒すチームは現れるのか？　注目です！

　

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