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FCバルセロナ(スペイン)、ACミラン(イタリア)、アシオップ・アパチンティ(インドネシア)の海外勢と、日本のJリーグの下部組織、街クラブが集うU12ジュニアサッカーワールドチャレンジがついに開幕。大会初日の結果と試合レポートをお送りします。
 
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取材・文/大塚一樹 写真/田川秀之
 

■大会1日目(8月28日)試合結果

[グループA]
FCバルセロナ(スペイン) 3-0 鹿島アントラーズジュニア
大宮アルディージャジュニア 8-0 諏訪FCプライマリー
鹿島アントラーズジュニア 8-0 諏訪FCプライマリー
FCバルセロナ 4-1 大宮アルディージャジュニア
 
[グループB]
アシオップ・アパチンティ(インドネシア) 0-0 ヴァンフォーレ甲府U-12
名古屋グランパスU-12 0-0 レジスタFC
アシオップ・アパチンティ(インドネシア) 0-2 名古屋グランパスU-12
ヴァンフォーレ甲府U-12 1-1 レジスタFC
 
[グループC]
柏レイソルU-12 1-0 川崎フロンターレU-12
横浜F・マリノスプライマリー 1-3 東京都U-12
 
[グループD]
セレッソ大阪U-12 8-0 アランチャジョカーレ香我美
ACミラン(イタリア) 1-4 東京ヴェルディジュニア
 

■鹿島のバルサ対策! ラインを上げた守備が奏功するも...

昨夏、日本の育成指導者に少なからぬ衝撃を与えたバルセロナの初戦に注目が集まるなか、まずバルセロナと対峙したのは鹿島アントラーズジュニアでした。
 
ボールを支配するバルセロナを苦しめる鹿島でした。
 
「ラインを上げろ」「下がってきてるぞ」
 
鹿島ベンチからは、ディフェンスラインを高く保つよう指示が飛びます。試合はバルセロナがボールを保持し、鹿島が守備ブロックをしっかり作って粘り強く守る展開。圧倒的にボールを支配し、パスをつなぐバルセロナは何度かチャンスを作りますが、鹿島ゴールをこじ開けることができません。
 
「この試合でいくつか気がついたことがあります」
 
試合終了後、バルセロナを率いるマルセロ・サンス・ナバーロ監督がこう切り出しました。
 
「前回の大会に比べると、日本のチームが組織的な守備をしていました。守備ブロックがきちんとできていてコンパクトに連携できていました」
 
ディフェンスラインを高く保ち、プレッシャーをかけてくる鹿島の積極的な守備に、サンス監督は昨年とは違う意図を感じ取ったと言います。
 
「チャンスを作るために私たちはより多くのパスをつないで、サイドチェンジを繰り返し、ボールを回す必要がありました」
 
ボールを支配し、バルセロナペースで進んでいるように見えた試合でしたが、バルセロナが多くのパスをつなぎ、ボール支配率を高めた理由のひとつに、鹿島の守備アプローチの効果があったのです。
 
前半を0−0で折り返した鹿島でしたが、後半に入ると徐々にバルセロナがアントラーズの守備のほころびを突くようになります。32分に7.ラウール・マルティネスがゴールを挙げると、38分にはカウンターからストライカーの9.パブロ・モレノ、49分に再びラウール・マルティネスがスコアリング。守備面ではいい面が出せた鹿島も反撃には至らず、初戦は3−0でバルセロナが制します。
 

■ハイプレスとGKを含めた積極的なビルドアップで一矢報いた大宮

続いてバルセロナと対戦したのは「バルサに勝ちに行く」と大会前インタビューでも語り、初戦を8−0で勝利し、波に乗る大宮アルディージャジュニア。こちらはGK、DFラインからのビルドアップ、統率のとれた中盤の守備でバルサに食らいつきます。
 
「前半はある程度できた」という大宮の丹野監督の言葉通り、エースストライカー・大澤朋也選手が千載一遇のチャンスを落ち着いて決め、1−0のリードで折り返しました。
 
「後半は1点取られてから踏ん張れなかった。あれだけボールを支配されている時間があると厳しい」と丹野監督が振り返ったように30分、34分、37分、45分に失点を許し、最終スコアは4−1。点差は開いたが、試合後「これまで日本で戦った試合の中で一番難しい試合だった」とサンス監督が語るほど、大宮のチャレンジは功を奏していました。
 
「前後のプレッシャーをかけにいくタイミングがずれて相手に心地いいプレッシャーになってしまうタイミングがあった」と丹野監督が振り返るように、1失点のあとは立て続けに失点を許した大宮。
 
本気で勝ちにいった後だけに、試合後の選手たちの顔には悔しさがにじんでいました。
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取材・文/大塚一樹 写真/田川秀之

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