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上手い子たちが後片付けをしない。「ドリブルが上手ければそれでいい」の空気を変えるにはどうすればいい?

公開:2018年10月 9日 更新:2019年3月18日

キーワード:コーチングドリブルパス小学生指導池上正目的

■ドリブルをする目的

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※写真はイメージです。 質問者及び質問内容とは関係ありません (C)吉田孝光

ドリブルをする目的は三つあります。

1.突破する。恐らく多くのチームが、明確なものとしては、この目的しか教えていないかもしれません。

2.ボールを奪われないようにする。相手から逃れて、ボールをキープするためのドリブル。

3.パスコースをつくるためのドリブル。2.に似ていますが、相手マークから離れてパスをするために、場所を移動するドリブル。


以上のような3種類のドリブルを分けて考えながらトレーニングすると、プレーの選択肢が広がります。

ドリブルの技術向上を目指しているチームだから「パスよりもドリブルを選択」するということではなく、「パスという選択肢のためのドリブル」を覚えるともっとよくなる。

そんなことをぜひ選手に伝えてください。そこを目指せば、パスをつなごうとなり、みんなが協力することを学び始めます。「チームに役立つドリブル」が増えてきます。

そうすれば、「自分さえよければ」とか「ドリブルが上手ければいい」という感覚は消えることでしょう。

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池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

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文:島沢優子

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