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あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2017年6月16日

次のプレーを考えず、ボールが来るととりあえず蹴ってしまう子どもたち。プレーの判断をどう指導したらいい?

キーワード:コーチングボランティアコーチ池上正

■子どもが考えざるを得ない状況を、「指導者が」考える

「自分の所に来た(相手がくれた)ボールを大切にする、自分のボール相手に渡さない、 自分でゴールを目指して行くような声掛けをしているのですが」とご相談の方も書かれていました。
 
「ボール大切にしようよ」
「取られないようにしようよ」
「もっとゴール目指して」
 
どの声掛けも間違いではありません。でも、ボールを取られないようにしてパスをつなぐには、そこを学ぶ練習をしなくてはいけません。ぜひ、前述のようなやり方で試してみてください。
 
また、ひとつだけ付け加えると、サッカーでは「とりあえず前に蹴る」という場面は間違いなく存在します。パスを出すところがない、でも相手のプレッシャーもくる。とりあえずセフティーに出しておく。そういう「とりあえず」は、判断した(考えた)末の「とりあえず」です。
 
普段から判断する練習をたくさん積んでおけば、何も判断しない(考えない)「とりあえず」はなくなるはずです。
 
自分のところにボールが来ました。ダイレクトにパス?コントロールしてからパス?それともドリブルして相手マークを外してから?そのような判断をする状況をたくさん経験すれば、必ず判断するようになります。
 
いかがでしょうか。「考えよう」の声がけだけでは、子どもは考えません。子どもに考えさせるにはどうするか。考えざるを得ない練習を、ぜひ指導者の皆さんが「考えて」ください。
 
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池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

コーチからの質問に池上正さんがお答えします

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文:島沢優子

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