楽しまなければ勝てない~世界と闘う“こころ”のつくりかた

2020年4月15日

ほんのちょっとしたきっかけで子どもの行動をガラッと変える「現代の魔法」

鹿島アントラーズ内田選手の提言「リフティングだけじゃなく......」


(写真は少年サッカーのイメージです)

 

自粛要請もあってみんなが家にいるようになってから、サッカー選手がリフティング動画を配信しています。悪いことではないのですが、それに対し日本代表でも活躍した内田篤人選手が「リフティングじゃなく、勉強させろよって思う」と発言しています。(出典:REAL SPORTS)

他者と違う視点でものを見ている選手だと以前から思っていましたが、いいコメントだと思います。

彼の発言なども、ナッジ的です。子どもは大人以上に、ほんの少しの仕掛けで行動を変容させられるだろうと思います。逆にマイナスなナッジもある。

いま、もし指導ができないのならば、ご自分のコーチングを点検するよい機会だととらえませんか。

 

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高橋正紀(たかはし・まさのり)

1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。
Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。

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