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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
Jのスペシャルコースに受かるレベルなのに、所属の少年団ではBチーム......。見てる私がツラくて何とかしたい問題
公開:2026年10月28日
■試合に出れない息子を置いて帰路についた時、夫に言われた言葉
(写真は少年サッカーのイメージ ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
ところで私の息子が試合に出られなかった話の続きです。最後の試合の前半で私は息子を置いてグランドを後にしました。そして泣きながら会社に出勤していた夫に電話しました。
すると夫は私からの報告を聞いた後「それで、いま、どこなの?」と聞くので、「いま、先に帰ってる」と言うと、少し笑いながら「それだと、○○(息子の名前)が、終わった後、ママは僕が出られないから先に帰っちゃったんだ、ってがっかりするんじゃない?」と言ったのです。
親としてこころから反省しました。自分の感情ではなく、子どもの気持ちを優先して考えるべきでした。そこで「元気で、楽しく生きてくれていればそれでいい」という物差しをもてば報われるでしょう。そんな地味な希望をなかなか持てないので、皆さん悩みます。
ひととおり2人の子育てを終え、取材でさまざまな親子を見てきた私は「実は元気で楽しく生きているからこそ、子どもはすくすくと自分の力で成長していくものだ」と思っています。
「その子をよりよく成長させるために、親はどうすればいいか?」
逐一立ち止まって考えれば、そのたびに答えは出ます。そして、それが子育ての原点なのです。

島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
ジャーナリスト。2026年より日本サッカー協会指導者養成部会員。朝日新聞コメントプラスコメンテーター。筑波大学卒業後、英国留学などを経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』ほかでスポーツ、教育を中心に執筆。『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。近著に『叱らない時代の指導術: 主体性を伸ばすスポーツ現場の実践』(NHK出版新書)『ファジアーノ岡山「地熱」の奇跡』(竹書房)など。指導者や保護者、Jクラブや企業を対象にした講演も精力的に行っている。
公式サイトは https://yukoshimazawa.com/
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