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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

悔しさや負けたくない気持ちを見せない優しい息子がサッカーで伸びるためには、どんな声かけが良いか悩みます問題

公開:2026年3月25日

キーワード:やる気チーム編成上達したい島沢優子悔しい指導者自己肯定感負けたくない

■アドバイス③感情を出して一生懸命取り組むのが伸びる子、という認識を変えよう

(写真は少年サッカーのイメージ ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

最後の3つめです。

ご相談文を拝見する限り、ほんの少し思い込みが強そうです。ちょっとだけで良いので、子育てに対し、おおらかに構えましょう。

それに加え、「チームとして勝ち上がりと思って今までは応援していたはずなのに」と他の親御さんを責める発言もあります。

例えば、「悔しい」とか「負けたくない」といった感情を思い切り出して一生懸命サッカーに取り組むことが、「サッカーで伸びる子ども像」だと思い込んでいないでしょうか。

悔しがりで負けず嫌いだったとしても、勝つためにはユニフォームを引っ張ってずるいことをして、シュートを外した仲間を責めて、人にやさしくできない子どもになっては困ります。ママ友に「◯◯くんは優しいから」と言われたとしても、その人たちは育成の専門家などではありません。真に受けずに聞き流しましょう。

子どもにはさまざまな性格で、個性があります。お母さんはぜひ、優しい性格に生まれた息子さんに感謝してください。

楽しく、意欲的にサッカーができるよう、お母さんはひっそりとそばにあげてください。

 

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)

ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『東洋経済オンライン』などでスポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』(講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシムの遺産 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館)『教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向けの講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグリティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。新著は「叱らない時代の指導術: 主体性を伸ばすスポーツ現場の実践 」(NHK出版新書)

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構成・文 島沢優子

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