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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
二軍なのにスクールに行かない息子。気持ちが足らないように見えるが、やる気を出させるのも親の役目なのか問題
公開:2025年4月30日
■頑張っている自分が好きになると、どんなことにも意欲的に取り組める好奇心につながる
(写真は少年サッカーのイメージ ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
したがって、結果をほめるのではなく「毎日よく頑張ってるね」「楽しんでる姿を見られてお母さんも嬉しいよ」というようにプロセスを評価してあげてください。
そうすると、頑張っている自分、サッカーをしている自分を好きになります。そこで育まれた自己肯定感が、どんなことにも意欲的に取り組めるエネルギーや好奇心につながるのです。
何のためにサッカーをやらせるか。
私の答えは「豊かな成長のため」です。お母さんが責任をもつとしたらどこにコミットするか。それは、豊かな成長の邪魔をしないことです。

島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
ジャーナリスト。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ 新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』『 東洋経済オンライン』などでスポーツ、 教育関係等をフィールドに執筆。サッカーを始めスポーツの育成に 詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシ ュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』(小学館)『世界 を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『部活があぶない』 (講談社現代新書)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)『オシム の遺産 彼らに授けたもうひとつの言葉』(竹書房)など著書多数。『サッ カーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著・小学館) 『教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』(佐伯夕利子著・小学館新 書)など企画構成者としてもヒット作が多く、指導者や保護者向け の講演も精力的に行っている。日本バスケットボール協会インテグ リティ委員、沖縄県部活動改革推進委員、 朝日新聞デジタルコメンテーター。1男1女の母。
構成・文 島沢優子
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