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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

親がコーチを怒鳴って辞めさせた。そんな少年団に息子を戻していいのか問題

公開:2023年10月11日

キーワード:コーチスポハラハラスメントリスペクト信頼関係少年団指導者暴言

■アドバイス③息子さんの勇気を認めてあげよう

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(写真は少年サッカーのイメージ ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

 

そして、三つめ。これが結論になります。息子さんが今「もといたチームに戻りたい」と言うのであれば、復帰させてあげませんか?

親の感情や価値観で環境を変えられてしまう子どもは、親から「君はどうしたいの?」と自分の考えを問われないので、少しずつ意志を持たなくなる傾向があるようです。しかし、息子さんは自分の意志を示しました。

「こうしたいって、ちゃんと言えたね」とその勇気を認めてあげてください。そして、そういったことをぜひ夫と話しましょう。お母さんの意見、気持ちをしっかり伝えてください。

 

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
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文:島沢優子

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