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  4. 身体を思い通りに動かす「動き創り」のリフティング、コーンドリブルに必要な3つのポイント

リフティング、ドリブルの目的は身体を思い通りに動かせるようになること

2019年6月12日

身体を思い通りに動かす「動き創り」のリフティング、コーンドリブルに必要な3つのポイント

個人技指導のスペシャリストとして知られるフリーのプロサッカーコーチの三木利章さんが行うリフティング、コーンドリブルの練習では、フェイントなどの技ではなく、様々なボールタッチの組み合わせが中心です。

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インサイドとアウトサイド、ダブルタッチとアウトサイドなど、一つ一つは決して難しくありませんが、組み合わせることで難易度が上がり、他のチームより短い練習時間(平日2日、1日2時間)でも、選手がの技術が成長する理由がよく分かります。短い限られた時間の中で技術を向上させるにはどんなことが大事になってくるのでしょうか?

1回目:無名の街クラブを準優勝に導いた「動き創り」のためのドリブルトレーニングとは?

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■「動き創り」に必要な3つのポイント

1.身体の仕組みを理解する

三木さんが考えるのリフティング、コーンドリブルは、足元のテクニックを身に付けるものではなく、身体を思い通りに動かすための「動き創り」のトレーニングです。そのためには、身体の仕組みを理解した上で、トレーニングを行うことが大切です。

「人間の身体は『足首』『膝』『股関節』の3か所が動き、これらにはそれぞれ内側にひねる『内旋』と、外側にひねる『外旋』という動作があります。

(※『TEKUDAMA TRAINING GUIDE』アウトサイドのリフティングより)

これらの6つを滑らかに動かせるようにするのが狙いです。身体が滑らかに動くようになれば、色んなボールタッチができるようになり、サッカーがうまくなります」と三木さんは語ります。

例えば、ダブルタッチは足首を外側から内側に動かす動き。

(※『TEKUDAMA TRAINING GUIDE』ダブルタッチのコーンドリブルより)

シザースは、膝を内側から外側に動かす動きというように、ドリブルの技を身体の箇所を動かすためのトレーニングと考えているのです。

2.経験したことがない動きや、日常にない動き取り入れる

三木さんが考えるのコーンドリブルでは、ただ前向きで進むだけでなく、後ろ向きや横向きなど、日常では行わない動きを多用するのも特徴です。

「例えば、幼少の頃は上手く持てなかったお箸も、日常生活で常に使っているうちに自然と使い方が上手くなりますよね。サッカーも同じで、前方へのダッシュなど日常で行う慣れた動きは、自然とできるようになります。しかし、バック走やターンなどのサッカー特有の動きは、日常生活ではなかなか起きない動きなので、上手くできない選手が多く見られます。前向きでできたことでも、後ろ向きになれば感覚は変わります。」と三木さんはその意図を説明します。

そうした問題を解決するため、ドリブルの技の組み合わせも、選手が技に慣れてくれば新たな組み合わせや動きを加え、選手たちに新たな非日常の動きを提示することで脳に刺激を与えています。そうすることで、できる動きを増やしているのです。

3.正確さよりも、速さを意識する
ドリブルを意識するチームには、正確なボールタッチを身に付けるためにゆっくりしたドリブルを心掛けるチームもありますが、三木さんの場合は、ボールタッチの正確さよりも身体を素早く動かすためのリズムやスピードを重視しています。

8.00_16_20_07.015.jpg(ミスを恐れず、身体を素早く動かすことを意識する)

「失敗してもいいので、素早くコーンの間を抜けるように指導しています。子どもたちは身体を素早く動かそうとするうちに、『踵がつけば、ブレーキがかかる』、『軸足がスムーズに動かないと走りにくい』などと自分たちで気付いていきます。そうしたタイミングで、指導者が『ステップしながら、ドリブルをしてみよう』などと、選手の気付きに応じたメニューを提示してあげると、だんだんと素早く動ける身体になっていきます」と速さを求める理由を明かします。

(※『TEKUDAMA TRAINING GUIDE』コーンドリブルのポイント解説より)

メニューの組み合わせによっては、難易度が高くなり、三木さんが定期的にトレーニングを行う強豪校でも、悪戦苦闘する選手が珍しくありません。まずはリフティングでボールに慣れ、様々な仕組みが詰まったコーンドリブルをこなすうちに、選手は素早く身体が動かせるようになるのです。

次回は三木さんが考えるリフティングを上達させるための2大ポイントご紹介します。

次回>>リフティングを上達させるための2大ポイント 上手くなるコツは回数じゃない!

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三木利章(みき・としあき)
プロサッカーコーチ。主に少年サッカーチームやジュニアユースチームの指導、スクール主催などの精力的に活動。 育成年代で一番大切な『個』の技術・戦術の向上を目指し、実践で生かせる個人スキルを身につける指導を行っている。

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