小学生でも理解できる「熱中症の自覚症状」と医師が進める最新「熱中症対策」

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スポーツ現場の熱中症の多くは10代

毎年GWごろから熱中症で搬送されたというニュースを目にします。気温がどんどん高くなってきている時期ですが、まだ体が暑熱順化できていないため、実は要注意の時期なのです。

運動会やサッカーの公式戦が始まる時期でもありますので、改めて医師の方々に教えていただいた熱中症対策をご紹介します。

命にかかわることなので、情報をチームでシェアしてくださいね。

熱中症の危険性にピンと来てない子どもでもわかる! サッカー現場が知っておくべき最新熱中症対策


「運動中の熱中症の多くが、10代の子どもたち」なのだそうです。

その理由は、子どもの場合、熱中症に対する知識が少なく、大人ほどこまめに水分をとらないことや、積極的に日陰に入らないから。

サッカーの現場でも「会場で熱中症になり、頭痛を訴える子やピッチで吐いてしまう子、ひどくなると、自分の力で飲み物を飲むことができない子などがいます」とのこと。

東京五輪サッカー男子日本代表チームドクターで、いわきFCのチームドクターとしても活動する福島理文先生に、小学生でも理解できる「自覚症状」について伺いました

 

氷や保冷剤で「手の平を冷やす」のが効果あり! サッカーにおける最新「熱中症対策」


この1~2年、サカイクの取材でも、試合のハーフタイムや試合後に氷や保冷剤を握っている子どもたちを目にする機会が増えました。

Jクラブのドクターでもあり大塚先生も、手のひらを冷やすことは「正解」と言います。

医師としては「本当はそけい部も冷やしてほしい」と言いますが、プロでも恥ずかしがるのに小学生ならなおさらですよね。そんな時のおすすめ方法なのです。

手のひらを冷やすだけでもスポーツ障害の発症率が下がるというデータも・・・

 

汗をかいていなくても、体温が高くなくてもなる! 「熱中症」の定義と4つの症状


実は熱中症は夏だけのものではありません。1年中なる可能性があります。

気を付けなければならないのは、気温だけでなく「湿度」もそうなのです。

「学校における体育活動中の事故防止について」(文部科学省)などの著書がある立木幸敏さんに、熱中症の症状と分類(IからⅢ)を紹介いただいていますので、現場での判断にご活用ください