練習メニュー
サッカーの駆け引きに強くなる脳トレ伝授します
公開:2016年6月15日 更新:2021年1月27日
【村松尚登のいやでもうまくなるトレーニングメソッド4】
サッカーの本質は“ゲーム性”に由来する相手との駆け引きにあります。駆け引きの質を高めることは、プレーそのものの質を高めることにつながります。今回ご紹介する脳を鍛えられるトレーニングは、駆け引きの質を高めるためにきわめて有効です。脳の回転スピードを高めることで、駆け引きの局面で複数の選択肢を瞬時に比較して選択、あるいは相手の動きをギリギリまで見極めたうえでベストなプレーを選択できる「後出し」ができます。脳トレはプレーのレベルを高めることにつながり、駆け引きに強くなる“後出しジャンケン”を可能にする下地をつくってくれるのです。
今回は、相手との駆け引きに強くなる脳トレを紹介します。(コンテンツ提供 株式会社講談社)
■温かい/冷たい・リフティング
■ミスが出てもおかしくない“ギリギリの難易度”でチャレンジしよう
2人一組でリフティングをしながら、パスをする際に「温かい」もしくは「冷たい」を指定します。パスを受ける側は、「温かい」と指定されたら「温泉」などの具体的な温かいものの名前を答え、「冷たい」を指定されたら「氷」などの具体的な冷たいものの名前を言いながらボールを受けます。そして、相手にパスを返す際に「温かい/冷たい」を指定します。
このトレーニングでは指定ワードを変えることで、難易度や楽しめる度合いを調整できます。たとえば、「家の外にあるもの」と「家の中にあるもの」という指定など。リフティング相手から「家の外にあるもの」と指定されたら「ガレージ」と答えて、パスを返す際に同時に「家の中にあるもの」と指定します。脳にとって“ギリギリの難易度”となる組み合わせを考えてチャレンジしてみてください。
リフティングは、ワンバウンドで行ってもかまいません。その場合でも、ミニ・テニスコート内でリフティングをするなど、動ける範囲を限定することで、難易度が調整できます。
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コンテンツ提供 株式会社講談社