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お父さんコーチや少年団にオススメのトレーニング特集
判断が遅くてプレーが上手くいかない子供達へ!認知能力を高める、リフティングを活用した脳トレ
公開:2026年6月18日
サッカーの指導を学ぶことができる動画配信サービス「COACH UNITED ACADEMY」では、指導経験の浅いコーチに向けて、U-8~U-12年代を指導する際の参考になる動画を配信中だ。
COACH UNITED ACADEMY動画前編では、豊島学院高校サッカー部監督で公認ライフキネティックトレーナーの小島学氏による「背中合わせ早取り」や「ヘッドキャッチ」といったペアトレーニングを通じて、脳と体を繋げる基本的な運動脳トレを紹介した。
後編となる今回は、リフティングを使った技術と認知の複合トレーニング、そして「見る・聞く・考える・動く」を同時に要求するトレーニングを取り上げる。(文・鈴木智之)
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脳と技術を同時に鍛える
今回のトレーニングは「タッチ数・指示リフティング」。基本技術であるリフティングに、様々な認知課題を組み合わせたトレーニングだ。
2人1組でリフティングをし、パスを交換しながら、タッチ数の制限からスタート。「1タッチ」「2タッチ」「3タッチ」の順でパス交換していく。
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小島コーチは「1タッチのときに強いボールを出したらできない。優しく出さないと次が難しい。2タッチのときは、次のボールの置きどころがどこになるかを考えないといけない」と声をかける。
単純なタッチ数の制限でも、相手への配慮と自分のボールコントロールという2つの思考が同時に求められる。
続いて「山手線ゲーム」が加わる。お題(国名、好きな食べ物など)を1つずつ言いながらリフティングパスを続けるルールだ。ここでは「国名や好きな食べ物を考えながら、ボールをしっかり扱う」という複合処理が求められる。
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次のステップでは「1~5の数字」を言い、その数字がそのままタッチ数になる。続いて「5−3」など、「答えが1~5になる簡単な計算式」を言い、言われた方はその回数ボールにタッチし、互いにリフティングを続けるルールにチェンジ。
小島コーチは「パスで時間を作ってあげないとうまくできない。続けることを考えてやろう」とアドバイスを送っていた。
続いては「3(さん)」は2タッチ、「2(に)」は1タッチと、数字を口に出すときの文字数がタッチ数になるルールにトライ。最後はこれまでのルールをまとめた最難関のお題に挑戦。その様子はCOACH UNITED ACADEMY動画で確認してほしい。
「見る・聞く・考える・判断する」を動きの中で体験
続く動画のテーマは「技術と認知課題を同時に磨く」。トレーニングは「5対1ヘッドキャッチ」と「7対1 足&ハンドパス」を実施。2人組より動きが加わり、「見る・聞く・考える・思った通りにボールを扱う」という要素が求められる。
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5対1のヘッドキャッチは、グリッド内でオフェンス5人がヘディングとキャッチを組み合わせながらボールを繋ぐトレーニングだ。
ルールは「外にいる選手が2回ヘディングしてからキャッチ」。鬼は手でボールを取ることができず、ヘディングするか、ボールを持っている人にタッチする、もしくは外の選手がボールを地面に落とすと交代できる。
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慣れてきたところで「パス8本通ったら、鬼はバービージャンプ」という条件を追加。小島コーチは「足を動かして」「認知して」という声かけを繰り返していく。
「頭が疲れる」のは効いている証拠
次の「7対1足&ハンドパス」では、オフェンス7人がワンタッチでパスを回しながら、手で持つハンドボールも同時に扱う。鬼はハンドボールを叩くか、足でボールを取るかを選べる。
このトレーニングは、鬼がラインを割っているのに気づかなければOK。さらに手で持っているボールを落としても、鬼が気づかなればOKというルール。鬼はボールを追いかけるだけでなく、周囲の状況を見て、指摘するタスクが求められる。
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小島コーチはプレーを止め、「今の現象は何だった?」「ボールがラインから何度も出ていたよ?」「鬼が見ていなかったら2タッチしてもいいよ」と問いかける。
一つのことに集中すると他が見えなくなることを体感させることで、複数の情報を同時処理する力の重要性を伝えていった。
選手たちからは「頭が疲れてきた」という声が上がっており、このトレーニングが機能している様子が見て取れる。普段あまり使わない脳の回路を使うからこそ、疲労を感じるのだ。
今回紹介した運動脳トレは、特別な器具を必要とせず、練習前のウォームアップや隙間時間に取り入れやすいものばかり。
ぜひCOACH UNITED ACADEMYの動画を見て、日々のトレーニングに役立てていただければと思う。
【講師】小島 学/
16歳からコーチングの勉強を始め、少年団の指導を開始。日本体育大学在籍中には、バディスポーツクラブ・ジュビロ磐田セントラル沼津・都立府中西高校サッカー部外部監督などで指導経験を積み、スポーツメンタルの第一人者である高妻容一さんよりスポーツ心理学を学ぶ。
卒業後に豊島学院高等学校・昭和鉄道高等学校に赴任し、サッカー部の監督となり、東京都高体連サッカー専門部地区選抜監督を経験。ライフキネティックトレーニング(運動脳トレ)を始め、様々なスポーツに関する資格を取得する。
2023よりエリースとしま(社会人関東1部)と提携、東大ア式サッカー部監督・コーチより理論を学ぶ。
2024より苫米地式コーチング認定ヘッドマスターコーチの青山龍さんより、PX2(最新認知脳科学に基づく次世代教育プログラム)の個別指導を受ける。
現在は豊島学院高校サッカー部顧問を主軸に、ソレイユFC(文京区)・飯塚FC(川口市)でアドバイザーとして活動し、サッカー以外のスポーツ少年にも「ライフキネティックトレーニング」「身体の使い方」「スポーツメンタル」などを指導している。
また、エジミウソンファンズアジア代表理事の林善徹さんと提携しチャリティー活動にも励んでいる。
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