サッカー豆知識

2023年6月 9日

【保護者の声】サッカーで大事な5つのスキル、家庭で身に付けるのが難しいと感じるのは? 一番多かったのは、親も苦手な......

サッカーを楽しみ、サッカーが上手くなる。そのために必要なのは、技術練習だけではありません。

自分で考えてプレーする力や、仲間との協力、感謝など人間的な面での成長も大事です。そのため、サカイクキャンプではサッカーに大事な「5つのスキル」を子どもたちに教えています。

どれも日常で身に付けられる力ですが、家庭でそれを教えるのが意外に難しいという声も。

先般サカイクで行った読者アンケートで聞いた「サッカーで大事な5つのスキル、家庭で身に付けるのが難しいと感じるのは?」の回答をランキングで紹介します。

 

 

サカイク公式LINEアカウントで
子どもを伸ばす親の心得をお届け!

 

■「5つのスキル、家庭で身に付けるのが難しいと感じるのは?」のランキング

 

リーダーシップ    49.3%
考える力    25.3%
チャレンジ    12.8%
感謝の心    7.6%
コミュニケーション 4.9%

 

一番多かったのは「リーダーシップ」全体の約半数という結果に。

ついで「考える力」が25%と、約4分の1の保護者が思考力を家で身に付けるのが難しいと感じているという結果になりました。

それぞれの回答理由の一部を以下にご紹介します。

 

サッカーする子どもを伸ばす親の心得
「サカイク10か条」とは

 

■5位:コミュニケーション(4.9%)

「外部との関わりあいの中で身に付ける要素が大きい」
「コミュニケーションは一種類ではなく多様性があるので家だけでは限界がある」
「家族とのコミュニケーションと他人とのコミュニケーションは根本的に異なるため」
「考え方が異なる相手とどのようにコミュニケーションを取るかは、家庭だけでは学べない」

 

家庭内での親子のコミュニケーションと、外の世界でのコミュニケーションは違うので難しいと感じている保護者が多いようです。

上記以外だと、「コミュニケーションについて家で言葉にして伝える機会が少ないため」など、あえて意識して伝えたりしていないから、という声がありました。

 

■4位:感謝の心(7.6%)

「親が言葉にして言えていない」
「身近にいると感謝などの気持ちが伝えづらい」
「大人が環境を整えすぎてしまう」
「自分も子どもの頃から感謝の心は大事と言われていたが、いろんなことが『当たり前』だったので、正直よくわかってなかった。なので、子どもに伝えるのも難しいと感じている」
「家族間ではなんだか軽い感じになってしまい、感謝の気持ちがどんなものかを理解させにくい気がする」

 

など、親御さん自身が家庭で感謝を表現できていない、という声や親自身も周りへの感謝を表面的にしか理解していなかったので、いざ子どもに教えるとなると難しさを感じているということでした。

ほかには「周りにしてもらって当たり前だと思ってる」という声も。兄弟姉妹の末っ子だったり、祖父母が可愛がってくれたりすると色々してもらうことが多く、それが当たり前なので感謝の心を家庭で教えるのが難しいと感じている、という回答も見られました。

 

■3位:チャレンジ(12.8%)

「ミスを恐れがちな性格なため」
「失敗を恐れている為」
「上手くできないと消極的になってしまう」
「親の声かけで挑戦しようと意欲を出させてあげられない」
「親子で継続的に時間を設ける事が難しい」

 

チャレンジしてミスすることを怖がる、失敗を恐れるという回答が多く、親が思っていても子どもの性格によるため難しいと感じている保護者が多いことが伺えました。

日々の仕事や家事育児に忙しく、何かにチャレンジするための機会や時間を設けるのが難しいと考えている保護者もいるようです。

 

■2位:考える力(25.3%)

「つい、あれしろこれしろと言ってしまう」
「どうしても言われた事をするという思考から抜け出せない」
「我慢出来ずに答えを言ってしまう」
「甘えて考える前にすぐに親を頼ってしまう」
「思わず先走りしたり、答えを言ってしまう。待つ余裕が持てない」

 

子どもに考える力をつけたいと思って接しているのに、家だと甘えが出て「早く答えを教えて」となりがちだったり、親御さん自身が待てずに答えを言ってしまうといった葛藤が伺える回答が多くありました。

中には「思考を深める会話が家庭内で足りない」など、家庭内での会話の質についてのコメントもありました。

 

■1位:リーダーシップ(49.3%)

「グループや仲間の中にいてこそ養われる能力だから」
「親がいると、子どもはついつい親に頼りがちになってしまう」
「リーダーシップを取るより人について行く状況が多い」
「家庭の中では甘えが出てしまうため」
「親が先導してしまう」

 

など、家庭以外の環境の中で身に付けるスキルであるという回答や、家庭ではどうしても親があれこれ指示を出す場面も多いという理由が多く挙げられました。

それ以外で多かったのは「親自身にそのスキルがない」「リーダーシップについてどう指導したらいいかわからない」という回答。

保護者自身が自分にリーダーシップがないと感じているため、家庭で教えるのが難しいスキルだと感じていることが分かりました。

 

いかがでしたでしょうか。

サッカーというチームスポーツでも、自分で考えてプレーするだけでなくチームメイトとの意思疎通やチームワークを大事にして周りに感謝するなど、「リーダーシップ」「考える力」「チャレンジ」「感謝の心」「コミュニケーション」の5つのスキルは、良い選手になるためにも大事なスキルです。

いずれも「スキル」なので後天的に身に付けることが可能なものです。今後もサカイクではご家庭でも身に付けさせるためのヒントを発信していきます。

 

サッカーする子どもを伸ばす親の心得
「サカイク10か条」とは

※タイトルと内容を修正して再アップします

1

関連記事

関連記事一覧へ