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インタビュー

サッカー日本代表、ガンバ大阪の「足」を支える、トーヨータイヤの青い情熱

公開:2022年5月27日 更新:2023年6月30日

サッカーを支える企業にスポットを当て、想いを聞く企画。今回はTOYO TIRE株式会社(以下、トーヨータイヤ)です。かつてはACミランをスポンサードし、現在はサッカー日本代表やガンバ大阪のスポンサードを行うトーヨータイヤは、どのような想いでサッカーと関わっているのでしょうか? コーポレートコミュニケーション部の布柴さんにうかがいました。(取材・文 鈴木智之)

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©JFA

■サッカーも車も足が大事

――トーヨータイヤさんの事業内容を教えてください。

当社はタイヤと自動車部品を扱う会社です。乗用車からトラック、バスなどの大型車のタイヤを製造販売しています。北米市場におけるSUVやピックアップトラック向けの大型タイヤは、非常に人気があります。自動車部品につきましては、足回りなどの振動を抑える防振ゴムの製造販売を行っています。

――2014年にACミランのスポンサーをしたことが、サッカーに協賛するきっかけということですが、どのような理由でサッカーをスポンサードすることになったのでしょうか?

サッカーは足でボールを扱い、多くの距離を走るスポーツです。言わば「足が大事」であり、当社の手掛けているタイヤと通じるところがあります。そのことから、サッカーとタイヤには親和性があると感じ、サッカーをスポンサードすることになりました。

――なぜ海外クラブのスポンサードから始めたのでしょうか?

当社は2010年代に入り、海外の生産拠点の増強など、グローバル戦略に力を入れてきました。事業拡張を加速する中で、ブランドをグローバルに訴求できるコンテンツを探していたところ、サッカーのACミランに出会ったことから、スポンサードが始まりました。

■大阪ダービーでパートナーデーを実施

――2016年から、ガンバ大阪のプラチナパートナーになりました。どのような理由でガンバ大阪のパートナーになったのでしょうか?

ガンバ大阪はJリーグ発足時から加盟している『オリジナル10』の一角であり、その戦う姿勢に当社の企業姿勢と通ずるものがありました。当社は関西の企業ですので、関西を代表する名門クラブのガンバ大阪との契約に至った次第です。

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©GAMBA OSAKA

――ガンバ大阪の「ガンバ」はイタリア語で「脚(足)」という意味ですからね。パートナーシップの内容は、どのようなものでしょうか?

試合中はピッチサイドにLEDの看板が出ています。また、2019年と2020年のシーズンは、ガンバ大阪vsセレッソ大阪の『大阪ダービー』が当社のパートナーデーとして開催されました。コロナ前はスタジアム内にビッグフラッグやバルーンを掲出し、サポーターの皆さんにもご協力いただき、ホームタウンの吹田市や大阪の街並みをデザインしたコレオグラフィーを実施しました。

――大阪ダービーでパートナーデーとは、盛り上がりますね。

はい。スタジアムの外にデモカーを展示したり、フリースタイルフットボールのパフォーマンスを行ったりと、スタジアム全体が盛り上がるように当社らしさを織り交ぜながら工夫しました。ちなみに、デモカーというわけではないのですが、ガンバ大阪とサッカー日本代表のチームバスには、当社製のタイヤを装着いただいています。

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©GAMBA OSAKA

■日本代表のサポーティングカンパニー就任

――2021年5月にサッカー日本代表とサポートティングカンパニー契約を締結しました。こちらはどのようなきっかけがあったのでしょうか?

2021年に、当社がサポートするBMXレーシングチーム「GAN TRIGGER」の阪本章史監督に、JFAこころのプロジェクト「夢の教室」で夢先生として登壇してもらいました。当社のこうした活動に関心を持ったJFAから、サッカー日本代表のサポーティングカンパニーにお声掛けいただいたのが理由の一つです。また、当社のコーポレートカラーは青で、サッカー日本代表のカラーと同じです。そこに親近感を覚えた部分もあります。

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©JFA

――日本代表のサポーティングカンパニーになることを発表したときの反響はいかがでしたか?

従業員からは「当社の魅力が増した」と好意的に受け止められています。新入社員からは、「この会社を選んで、誇りに思う」という声もありましたし、「サッカー日本代表をサポートできるのはすごいことだ」という反応もありました。

――日本代表の試合をテレビで見ていると、トーヨータイヤさんのCMが流れます。

長年勤務している社員からも「自分が入社した40年前は、まさかサッカー日本代表をサポートするような会社になるとは思わなかった」と感激の声が聞こえてきますし、成人して離れた場所で暮らす息子さんから「お父さんの会社すごいね」というメールをもらって、「家族に誇れる会社になった」という声もあり、反響の大きさを感じています。

■子どもたちの夢をサポートしたい

――サッカーをスポンサードするメリットは、どこにお感じでしょうか?

当社のようにグローバルで展開している企業にとって、認知度やブランドイメージ向上を図るうえでとても影響力のあるコンテンツだと思っています。また、お子さんのサッカーの送迎にSUVやミニバンを使っている方も多いと思いますので、サッカーをスポンサードすることで、タイヤを買い替える際に、当社のタイヤを選んでいただくきっかけにもなればいいなと考えています。

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――今後、子どもたちのサッカーに携わるイメージがありましたら教えてください。

2019年には、兵庫県の伊丹サッカー協会第4種委員会が実施した少年サッカー大会への支援をさせていただきました。大会の横断幕や当社のロゴ入りビブスを提供したり、大会参加者にタオルやステッカーを配布しました。2020年以降はコロナ禍でなかなか機会を持てていませんが、今後もサッカーへのスポンサー活動を通じて、夢へ挑戦する子どもたちのサポートを行っていきたいと思っています。

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取材・文 鈴木智之

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