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インタビュー

新たな考え方や現場のリアルな情報が知れる。私がC級ライセンスを取得しても指導を学び続ける理由

公開:2022年1月13日 更新:2023年6月30日

サッカー指導者のためのオンラインセミナー『COACH UNITED ACADEMY』会員の方々が、動画を始めとする情報をどのように役立てているかを紹介するこの企画。今回登場してくれたのは、愛知県津島市で活動する『津島AFC』の桑原大輔さんだ。

"お父さんコーチ"として指導の道に入り、JFA公認C級コーチのライセンスを取得し、地域のトレセンでも指導をする桑原さんに、COACH UNITED ACADEMYの活用方法と指導に対する想いを聞いた。(文・鈴木智之)

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トレセンの指導者を見て、自身のレベルアップが必要だと感じた

桑原さんの指導歴は10年。小学生のころ自身が所属していた津島市サッカースポーツ少年団(津島AFC)に息子さんが通うようになり、"お父さんコーチ"として指導者人生が始まった。

「最初は幼稚園生から小学2年生を担当していました。幼児や低学年の指導を始めたころは、子どもたちを遊ばせて、楽しませたいと思いながらやっていました。いまの子どもたちは遊び場が少なく、体が動かない子も多いです。サッカーならサッカーと、特定のスポーツに偏った子が多いので、様々な運動体験を積ませたいと思っていました」

桑原さんは小学生時代にサッカー、中学で卓球、高校、大学はバスケットボール部に所属。様々なスポーツを経験し、社会人になってからは草サッカーで汗を流してきた。

「自分はサッカー以外のスポーツをやってきたので、そこは強みになるのかなと思いました。子どもたちのプレーを見ていて、動いているときの姿勢が気になったので、ベースとなる運動能力を高めることは意識しました」

幼児、低学年の指導を5年ほどした後、高学年の担当を任されることになった。時を同じくして、地域のトレセンコーチに推薦された。

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「周りにはクラブチームがあって、そこに負けないチームを作りたいと意気込んでいました。気合と根性でやれば負けないチームができるだろうと思っていたところ、トレセンの指導者を見て、指導内容の違いを目の当たりにしました。そのときに『いまの指導では、絶対に無理だ』と思ったんです。素人がなんとなく指導していてもダメだと。仮に、小学生時代は良くなったとしても、先にはつながらない。そう思い、原理原則を抑えたうえでの指導の大切さを痛感しました」

JFAの指導理論や原理原則の話とリンクしながら動画で勉強に励む

指導を学ぶこと、頭を整理する意味もあり、2年前にJFA公認C級コーチのライセンスを取得した。さらには、COACH UNITED ACADEMYにも加入。「情報に飢えていた」と話す桑原さんは、指導の勉強を進めていった。

「地域のトレセン活動やライセンス講習を通じて、JFAの考え方は少しずつわかってきました。それにプラスして、他のコーチの指導を見ることができるのは魅力だと感じ、COACH UNITED ACADEMYに入りました」

数ある動画の中で参考になったのは、京都精華のボールコントロールをテーマにしたトレーニングだという。

「子どもたちのプレーを見ていて、ボールをさらすことが多いのが気になっていました。京都精華の動画は、体の中心でボールをとらえながらプレーするためのリフティングやボールコントロールの練習がメインでした。子どもたちも楽しそうに取り組めると思ったので、やらせています。みんな意欲的に取り組んでいるので、面白いんだろうなと思って見ています」

ほかにも滋賀県のA.Z.R(アッズーロ)や兵庫県の西宮タイガースのトレーニング動画も参考にし、取り組んだという。

A.Z.Rの『動きながらのダイナミックなプレー』西宮タイガースの『4つのグリッドでのボールの動かし方』は参考にしました。西宮タイガースのコーチの方が、アウトサイドパスの重要性を言っていて、それまで私はインサイドでしっかりパスを出すことが大事だと思っていたので、アウトサイドはほとんど練習させていませんでした。そこで子どもたちにアウトサイドキックをさせたら、全然できなかったので、動画を参考に練習に取り入れてみました。」

桑原さんは「コーチの声かけの内容に注目しながら、自分のチームの子どもたちに、この練習をするとどうなるかを想像しながら見ています」と話す。

川崎フロンターレのU-10のトレーニング(ボールを隠しながらドリブルをする)も、なるほどと感じたので取り入れました。COACH UNITED ACADEMYは情報量が多くていいですよね。これだけの情報を得ることができて、月額980円は安いと思います。練習メニューだけではなく、倉本和昌さんの指導理論や脳や発達の話も面白いです」

桑原さんは「COACH UNITED ACADEMYは、JFAの指導理論や原理原則の話とリンクしながら、新たな考え方、現場のリアルな情報を知ることができる場所」と感じているという。

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「JFAの理論に寄りすぎず、国内外で経験を積んだ指導者の、リアルな情報を得られるので、どのレベル、カテゴリーの指導者にも合った動画があると思いますし、みなさんが望んでいる情報だと思います。単発ではなく、継続して見続けることで、得られるものはあると感じています」

今後のCOACH UNITED ACADEMYについて尋ねると、「僕らはボランティアコーチなので、どこまで周りの指導者に求めていいのか、どういうサッカー感でいるのかといった部分のすり合わせは課題だと思っています。そのためにも、COACH UNITED ACADEMYの動画を参考に、教材のような使い方ができるといいのかなと思います」とビジョンを話してくれた。

津島AFCのコーチとして古参の立場になり、若い指導者にアドバイスをすることも増えてきた桑原さん。これからも学びを続け、目標の県大会出場に向けて、子どもたちを成長に導いていく。

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