インタビュー

2018年4月13日

天才・小野伸二を支える入浴コンディショニング

■今できることを追求して、身体が動く限りは現役を続けたい

 今年はロシアで世界一の国を決める大会が行われますが、僕は三度、この大会に出場しました。初めて出た1998年大会はまだ高校を出たばかりだったので、テレビで観ていた人たちと一緒にプレーしている状況が不思議で仕方なかったですね。印象に残っているのは日本で開催した2002年大会。チームの雰囲気や周りのサポートも含め、本当にやりやすかった。海外でやる大会とはまた一味違う感覚でした。

 振り返れば僕のサッカー人生は怪我が多かったかもしれません。でも大きな怪我を負っても、それほど深刻には考えていませんでした。もちろん怪我をしたらボールに触れられなくなる。それは僕のなかで一番きついことなので、早くボールを触れるようにリハビリを頑張る。その想いだけでしたね。

 年齢を重ねるなかで、昔はできたことができなくなることもありますが、過去は過去ですから今できることを追求するしかない。これからも身体が動く限りは、現役を続けたいです。やっぱりサッカーが好きなので、まだまだ頑張りますよ。

■コンディショニングは人ぞれぞれ。自分の方法を見つけるのが大事

 正直、若い時から身体に気を使ってきたわけではないんですよ。今も特別なケアはしてないですね。しいて言えば、昼寝ですかね。昼寝が昼寝じゃないくらい寝ちゃうときもあります(笑)。食事もそんなに拘りはないですし、コンディションを見て1日1食の時もありました。アスリートとしては変わっていると思われるかもしれませんが、コンディショニングは人それぞれですから。僕にはこのスタイルが合っている。自分に合った方法を見つけるのが一番大事だと思います。

■疲れが取れるだけじゃなく、幸せな気分にもなれるんです

 入浴も大事にしています。寝る前に汗をかくと気持ちよく眠れるんです。入浴剤も好きで「きき湯ファインヒート」も使用しています。なかでも発汗を促してくれる「スマートモデル」が好きで、アウェイの試合にも持っていっています。夏でもシャワーだけでは済まさず、しっかりとお風呂に入るので、爽快感を味わえる新しいタイプは、ぜひこの夏に使ってみたいですね。良質なお風呂は疲れが取れるだけでなく、幸せな気分にもなれる。心も体もリフレッシュできますよ。

■小野伸二選手からのメッセージ「悔しさを感じることは成長への近道!」

最近は負けず嫌いの子どもが少なくなった気がします。僕が子どものころは、試合に負けたらいつも泣いていましたし、次は絶対に勝つと強く思えた。負けても何とも思わないようだと、勝負の世界で生き残れない。それはスポーツだけじゃなく、いろんなことにつながると思うので、もっともっと「悔しさ」を感じてほしいですね。(記事提供:株式会社バスクリン)



小野伸二/おの・しんじ
1979年9月27日生まれ。静岡県出身。
若くして日本代表に選出された天才MF。浦和でプロのキャリアをスタートさせ、オランダ、ドイツ、オーストラリアと海外リーグでも活躍した。2014年からは北海道コンサドーレ札幌でプレー。

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