インタビュー

2018年2月 2日

「今だ」と思ったらチームの約束事ムシ! 元レアルのシャビ・アロンソが語るクリエイティブなチャレンジとは

■大人に取って「いい子」が「いい選手」とは限らない

その後は、日本のフットボール界の話題に移り、「日本のフットボールが発展するには、クリエイティビティやチャレンジが必要になるかと思うが、創造力、チャレンジ精神を高めるためには何か良いトレーニングがあるのか?」 という問いには、「バランスの問題だと思う」と回答。

そしてこう言葉をつづけました。

「確かに組織的にプレーするとか、精度は大事だと思いますが、指示通りにやることプラスアルファで、勇気があること、やんちゃであることも大事です。(今だ、という)チャンスがあったときには、チームの約束事に従わず、自分の創造性を信じてチャレンジしていかないとサッカーは成り立たないと思います。ですから、あまりにも『いい子』をやっているのは良くないかもしれません」

と、原則としてチームの約束事は守りつつも、ただ指示通りに動くのではなく、自分の判断を信じて、ここだという時にはリスクを負ってチャレンジすることの大切さを教えてくれました。これは、「自分で考えてプレーをする」サッカー選手になるためには重要なことです。アロンソ氏の発言を聞いた日本代表U-21の森保監督も納得の表情でうなずいていました。

サカイクキャンプでも「チャレンジ」は大事にしている項目です。世界的名プレーヤーだったアロンソ氏も、何度も挑戦を繰り返し、失敗を重ねながら大好きなサッカーを通じて成長したという経験談は、子どもたちにとっても励みになるのではないでしょうか。


サッカー少年の子育てに役立つ最新記事が届く!サカイクメルマガに登録しよう!

※メールアドレスを入力して「登録」ボタンをクリックしてください。

メールアドレス

前へ 1  2

関連記事

関連記事一覧へ