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子どもに伝えたい! CL決勝はメッシの"判断力"に注目

2015年5月29日

キーワード:サッカーサービスチャンピオンズリーグバルセロナメッシ判断力認知

6月7日(日)、いよいよ欧州チャンピオンズリーグの決勝戦が行われます。世界最高レベルの大会のファイナリストとなったのは、FCバルセロナ(スペイン)とユベントス(イタリア)です。果たして、メッシ、ネイマール、スアレスを擁するバルセロナは、自慢の攻撃陣が躍動するのでしょうか? それともベテランのピルロ、ブッフォンを擁し、ポグバやモラタという若武者が好調を維持するユベントスが、20年ぶりに欧州王者に輝くのか? 決勝戦を前に、サカイク読者のみなさんに向けて、どこに注目して見ればいいのか、サッカーサービスのポールコーチに分析してもらいました。
 
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キックオフは日本時間の6月7日(日)深夜3時35分~。子どもと一緒に観るには厳しい放送スケジュールですが、世界最高峰のプレーを見ることができるチャンスです。ダビングやスカパー!の再放送などを利用して、ぜひ子どもたちの目に触れさせてあげましょう。(取材・文/鈴木智之 写真/Getty Images)
 
 

■試合を左右する判断スピード

一般的にバルセロナは攻撃的で、ユベントスは守備的という見方がありますが、準決勝のレアル・マドリーとの試合で、ユベントスはボールを保持していました。選手の顔ぶれを見ても、中盤の底に位置するピルロを中心に、ポグバやマルキージオなど、能力の高い選手がそろっています。ユベントスは素早い攻め、カウンターに特徴のあるチームで、ビダルやポグバといった、フィジカルが強く、縦のスピードがある選手がいます。前線には、常に得点を狙っているテベスとモラタの2トップがいます。
 
モラタはスペインのレアル・マドリーのカンテラから育った選手で、プレーインテリジェンスに長けています。ペナルティエリア内では常にゴールを意識していて、シュートを打つときに迷いがありません。ペナルティエリアで相手のマークを外す動きが得意で、一瞬のスピードも持ちあわせています。彼は常に意図を持ったプレーができる選手であり、どこのスペースを使って攻めればいいか、フリーになるためにはどう動けばいいかを考えています。
 
ペナルティエリアの中は、時間もスペースも限られており、DFに予測されない動きが重要になります。これは育成年代の選手にも言えることですが、監督やコーチがいくら動き方を教えても、試合中に選手自身が常に認知・判断・実行をし続け、意図的にプレーする必要があります。とくにペナルティエリアに入ると、プレーについて考える時間はほとんどありません。いくら高いシュートの技術、ボールコントロールの技術を持っていても、判断に時間がかかってしまうと、相手に寄せられてボールを奪われたり、シュートコースを塞がれてしまうので、うまくプレーすることができなくなってしまうのです。
 
チャンピオンズリーグの上位に進むチームの選手は、テクニックやフィジカルだけでなく、判断スピードも優れています。代表的な選手が、バルセロナのメッシです。彼は圧倒的なテクニックとスピードを備えているので、ひとりで多くの局面を解決することができます。コーディネーションにも優れ、急加速、急停止が自由自在です。これだけでも素晴らしい能力なのですが、認知や判断も高いレベルにあります。
 
それは、バルセロナという「サッカーを理解して、プレーすること」を求められるチームで、長い間プレーすることで身につき、開花した能力だと言えます。
 
次ページ:ドリブルとテクニックだけじゃない!メッシを支える“判断力”とは?
 

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取材・文/鈴木智之 写真/Getty Images

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