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今週末から実践できる!試合後は身体を冷やして疲労を軽減しよう【プロから学ぶ疲労回復と夏バテ対策3】

公開:2015年7月16日 更新:2020年3月24日

キーワード:ベネクスリカバリー夏バテ大塚慶輔町田ゼルビア疲労回復

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サッカーをがんばる子どもたちのために真剣に取材に応じてくれたFC町田ゼルビアフィジカルコーチの大塚さん。

 

■試合直後に体を冷やすと筋肉の疲労が軽減される

――筋温を下げるため、アイスバスにも入るようですが、子どもたちもやった方がいいのでしょうか?

「子どもは筋量が少ないので、10~15℃の水に浸かる必要はありません。ただ夏場は体温が上昇しています。運動疲労はもちろん熱疲労の影響も大きいので、たとえば試合直後であれば氷水とかで筋肉を冷やしたり、首やそけい部など表層にある太い動脈に氷水を当て、血流を利用して体全体を冷やすのもいいと思います」

 

――プロの選手でどれくらい浸かっているのですか?

「5分程度です。最近はJリーグのチームも利用しているクラブも増えていますし、海外のビッグクラブもアイスバスに浸かっているようです。本当は交代浴ができるといいのですが、我々は専用のクラブハウスがありませんからお風呂までは用意していません。温かいお湯と冷たい水に交互に浸かると、体全体のポンプ作用が働くのでより早く疲労物質を取り除くことができます。しかも交代浴は交感神経をスイッチさせているので、自律神経のバランスを整えぐっすりと眠る効果もあります」

 

――ジュニア世代のサッカー少年少女たちも簡単にやれますね。

「そうですね。たとえば、冷水シャワーを浴びて温かいお湯に浸かる。何度か交互にやってみて試してみるのもいいかもしれません」

 

――試合翌日はどんなリカバリーをやっているのですか?

軽くジョギングして、体全体のストレッチをやります。その後、ボールを使った遊びですね。目的は選手自身に自分の体の状態を把握させることと、心のリフレッシュをはかること。試合直後に脚を上げて疲労物質を取り除く方法をとらせましたが、実はジョギングやウォーキングと効果は変わらないのです。しかし、試合翌日に即効性の高い方法を選択しないのは、仲間とのコミュニケーションや一人の時間を利用しての反省などの意味を持たせていますから、ゆったりとリカバリーをやらせています。私たちコーチはその時々の選手たちの心身の状態を判断した上で内容を考えています

 

――参考までに、プロのフィジカルトレーニングのタイムスケジュールを教えていただけませんか。

「基本的に、フィジカルコンディションは監督と一緒に中長期的なプランを立てます。具体的には、1週間の流れをどうするか。たとえば、疲れのピークを1つにするのか、2つにするのかなどを話し合います」

【一週間のタイムスケジュール例】

日曜日 試合

月曜日 リカバリー

火曜日 オフ

水曜日 2部練習 *フィジカル強化

木曜日 練習

金曜日 紅白戦

土曜日 軽い練習 *疲労回復

日曜日 試合

「このプランだと、水曜日にきついフィジカルトレーニングをやり、木曜日にフィジカル的な強度を低く落として金曜日の紅白戦でグッと上げる。その後、土曜日に疲労回復に努めて試合に臨むパターンです。選手の状態によって、フィジカル視点でのトレーニング内容の質量は私が考えています。もちろん、監督の意向もありますから、週間スケジュールの中で全体的なバランスを見ながら「どこで一度ピークを作るのか?」を判断しています。毎日きつい練習ばかりだと疲労はたまる一方でトレーニングの質は落ちてしまい逆効果です。このようにオンとオフをコントロールすることは子どもたちにとっても非常に大切なことです」

「私生活の過ごし方がパフォーマンスを左右する」は正しい!【プロから学ぶ疲労回復と夏バテ対策4】>>

 


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取材・構成/木之下潤 写真/サカイク編集部

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