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健康と食育

成長痛(オスグッド)のケア法・予防法

公開:2011年6月22日 更新:2012年1月23日

キーワード:ケガストレッチ予防

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「成長痛(オスグッド)の時期は、本当に休むことが大事です。子どもは発育期なので、新陳代謝も激しいですし、きちんとした休養を取れば1日で治ることもあります。

その予防法ですが、中学生の年代くらいまでは、ひざに負担をかけすぎないように、深い屈曲はさせないようにします。(身体が成長したら構いませんが)深くおしりをおとしたスクワットやうさぎ跳びもよくありません。特に、"そんきょ"の姿勢は取らせないようにしてほしいと思います。実は、和式のトイレの使用も、ひざへの負担になりますので、気をつけましょう。

そして、症状が出て"患部が痛い"のにストレッチをしてしまうと、余計に痛くなる場合もあります。ケガをしたらストレッチをしようというイメージがついてしまっているのですが、そうではなく、ケガの症状によっては伸ばしちゃいけないときもあるので注意が必要です。

私たちが練習を終わって行うのは、アイシングです。アイシングはとても大切で5分でいいので、氷を当ててあげましょう。痛みがでていないひざもやることが大事です。練習が終わったら5分冷やす。夏だったら、両足を水で流すのもいいでと思います。用意ができるのであれば氷が一番いいので、夏場は、氷のキューブを直接、患部に当て、溶けるまで冷やすといいですね。このときは時間を図るのではなく、氷が溶けたら終わりでいいと思います。そのほかには、大腿部をさするようなセルフマッサージもいいですね。お風呂に入った時などに意識して行うようにしてみると、成長痛の予防になると思います」

【ひざの成長痛(オスグッド)の予防法】

  1. 運動後のアイシング
  2. 練習時に深くひざを曲げすぎない
  3. 大腿部のセルフマッサージ


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白木仁//

しらきひとし
筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻教授。筑波大学体育専門学群卒業後、大学院への進学とともに、専門学校で柔道整復師の資格を取得。その後、トレーナーとしてプロ野球選手や、シンクロナイズドスイミングの日本代表、プロゴルファーなどトップアスリートをサポート。著書に『すぐにできるスポーツマッサージ』(成美堂出版)、『3日に1度で若返る! 超カンタン「関節体操」』 (講談社のお料理BOOK)などがある。

 

こちらの記事は幼児・小・中・高校生の保護者向け教育情報のサイト「Benesse教育情報サイト」にも掲載されています。

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取材・文/サカイク編集部、写真/木舗虎雄(2011.5.5/チビリンピック決勝大会より)、イラスト/Mihoko

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