運動能力

2011年11月15日

長友選手のトレーナー木場さんが語る「体幹トレーニングのポイント」

長友選手が取り入れていることから、ブームになっている体幹トレーニングですが、木場氏は「正しくトレーニングをしないと、筋肉を痛めるなど、逆効果になってしまう場合もあります」と注意をうながします。
 

■体幹を鍛えるには、「骨盤の安定」が重要

「『体幹を鍛える=腹筋と背筋だけをやればいい』と考えて激しくトレーニングをすると、腰痛になる場合もあります。大切なのは柔軟性があって、バランスのいい体幹を作ること。そのために意識してほしいのが、骨盤の安定です。
 
たとえば、体幹トレーニングの代表的なものに、四つん這いになった状態で片ひざと片手で身体を支え、片手を前方に伸ばすものがあります。このトレーニングをするときに、腕を上げ過ぎると骨盤が傾いてしまいます。すると、腰の脊柱起立筋(背骨から腰骨の方にまで、背中の中心を縦に細長く通っている筋肉。上半身を起こしたりする)に負担がかかり、腰痛の原因になることもあるので、しっかりと手を伸ばし、上体を支えている手とひざを使って水平の状態を保つことが、正しいやり方です」
 
 
 
間違ったフォームでやると、いいトレーニングにはならず、筋肉を痛める原因にもなるので気をつけたいもの。そして、体幹トレーニングをする前にやっておきたいのが、筋肉の柔軟性を高めること。長友選手も、最初の1ヶ月間はストレッチを重点的に行い、痛みのもとになっていた、筋肉が固まっている部分をリラックスさせてからトレーニングを始め、体幹を固めていったそうです。また、特にジュニア年代は成長痛の恐れもあるため十分にストレッチを行う必要があるとのことでした。
 
映像を使った講習のあとは、トレーニングの実技をすることに。専門的な内容でありながら、わかりやすい語り口でていねいに話をしてくれた木場氏。一流のトレーナーならではの実技と理論に、参加者はとても勉強になった様子でした。この後編は、メンタルトレーニング・コンサルタント大儀見浩介氏のお話をお届けします。
 
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木場 克己//
こば・かつみ
有限会社コバメディカルジャパン代表取締役で株式会社アスリートウェーブ代表。日本体育協会公認アスレティックトレーナー。2002年までFC東京のヘッドトレーナーを務め、現在も長友佑都をパーソナルトレーナーとしてサポートしている。2011年には、サンフレッチェ広島の育成コンディショニングアドバイザーに就任。
 

 

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