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新・GK論 -身長を言い訳にする時代は終わった。-
公開:2019年5月27日 更新:2019年6月 3日
身長を言い訳にする時代は終わった。GKこそ"日本化"が最も必要なポジションである。
多くの日本人プレーヤーが欧州で活躍する時代になったが、GKに関してはまだまだ未開の部分が多い。
日本人GKが世界で活躍するために何が必要か。そして、日本を世界トップへと導ける守護神はいかにして育てるべきか?
日本が世界で勝つために必要な、新時代のゴールキーパー論を考える1冊が発売中。
楢﨑正剛、川島永嗣、東口順昭、林彰洋、権田修一、シュミット・ダニエルら日本を代表するGKら10人への総力取材で読み解く、日本型守護神の未来とは。
元日本代表GKコーチでもあるリカルド・ロペス氏は「スキルや能力の点で、ヨーロッパで通用する人材はたくさんいる」と語る一方で、「子どもたちが遊びでサッカーをしているのを見てもわかる。スペインではGKをやろうとする子どもがたくさんいるのに、日本ではほとんどいない」とGKをやりたいと思う子どもを増やすことの必要性も説いています。
そしてかつてオシム監督の右腕を務め、W杯南アフリカ大会では日本代表のGKコーチとしてベスト16進出に貢献した日本サッカー協会技術委員の加藤孔男さんは「まずはサッカーが大好きで、なおかつGKのポジションやプレーに魅力を感じる子どもをもっと増やしていくことが重要」と語ります。
それぞれのインタビューから見る、世界と戦うための日本型GKの未来とは。
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「GKのイメージ、カルチャーを変えていかなければならない」-リカルド・ロペス(元日本代表GKコーチ)
「GKに魅力を感じる子どもをもっと増やしていく」-加藤好男(JFA技術委員)
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【目次】
1.楢﨑正剛 小さな身体を大きく見せるスキル
2.東口順昭 感覚とロジックの狭間で......
3.林彰洋 細かな駆け引きと計算
4.権田修一① 世界を俯瞰しての視点
5.権田修一② サイズと身体能力の差を超えるために
6.シュミット・ダニエル 日本人GKの技術を活かすために
7.山田栄一郎①(浦和レッズ分析担当コーチ) 日本独自のGK像を求めて
8.西川周作 最後方からゲームを構築する
9.山田栄一郎② 躍進の大会を経ての日本人GKの現在地
10.リカルド・ロペス(元日本代表GKコーチ) 世界的指導者から見た日本人GK
11.川島永嗣 目指すべきは" 国際基準の日本化"
12.加藤好男(JFA技術委員) 守護神の" 普遍" は変わらない
発売日:2019年5月16日
出版社:カンゼン
単行本:ソフトカバー336ページ
価格:1,800円(税別)
購入先:全国書店、インターネット書店