サッカー日本代表選手から小学生まで、幅広い層に「速く走る方法」を指導してきた著者が考案！ 今までの常識が変わるトレーニングを紹介します。

 

 

 

足の速さには生まれ持った才能や身体能力があります。

 

ただ、ほとんどの人は自分の持っているポテンシャルを眠らせてしまっています。この本では、ポテンシャルを最大限に引き出すための方法を、「基本姿勢」「動的ストレッチ」「つま先の反発力強化」「前への推進力強化」「筋力トレーニング」の５メニュー、全３３トレーニングとして、紹介していきます。

 

走るために必要なポイントは３つあります。

 

（1） まっすぐな姿勢を保つこと

（2） 身体の中心近くに足を着くこと

（3） つま先から接地すること

 

そしてこの3つともに関わってくるのが「つま先」です。

 

実際に指導したアスリートは走りの質が大きく向上。その結果…

☆Jリーガーは平均で時速2～3kmのスピードアップを実現！

☆野球選手は30m走で平均0.3秒のタイム短縮！

 

【本書の特徴】

・ひとつひとつのトレーニングの目的とその効果をしっかり解説。理解した上でトレーニングに臨める！

・走る準備に必要な「動的ストレッチ」、速く走るために必要な筋肉を鍛える「筋力トレーニング」も掲載。ケガ予防も含めて、複合的なトレーニングが可能！

・正しい姿勢だけではなく、誰でも陥りやすい間違った姿勢も紹介。トレーニングがより効果的に！

・スローモーションやストップモーションを駆使した付録DVD（45分）が直感的でわかりやすい！

 

 

【目次】

・つま先力をうまく使えているスター選手

・【基本理論】“つま先力”でなぜスピードは上がるのか？　頭で考え、理解してからトレーニングを始めよう。

・トレーニングでここまで変わる！Jリーガーの走る姿勢比較

 

Part１

■基本姿勢

・正しい姿勢

・正しいスタートフォーム

 

Part２

■動的ストレッチ

１．反動をつけた体側伸ばし（ふくらはぎ・ハムストリングス・脇腹）

２．骨盤弾ませ（股関節）

３．歩きながらの前屈（ふくらはぎ・ハムストリングス）

４．歩きながらのひざ抱え（股関節・ハムストリングス・腸腰筋）

５．歩きながらのつま先上げ（股関節・ハムストリングス・ふくらはぎ・腸腰筋）

 

Part３

■つま先の反発力強化

１．なわとび（後ろ回し）

２．ジャンプ１（その場ジャンプ）

３．肩押し

４．ジャンプ２（前進ジャンプ）

５．ピッチ走

６．壁押しもも上げ

☆Jリーガー推薦特別トレーニング

７．牽引走

８．ハードルまたぎ

 

Part４

■前への推進力強化

９．腕振り

10．スキップ１（高さ）

11．スキップ２（速さ）

12．けんけん

13．バウンティング

 

■走りのまとめ

・正しいフォーム（マーカー走のトレーニング）

 

Part５

■筋力トレーニング

14．腓腹筋・レッグプレス

15．腓腹筋・シャフトジャンプ

16．大腰筋・ぎょうが位

17．大腰筋・バタ足腹筋

18．大腰筋・片足もも上げ

19．大腰筋・嫉妬アップベンチを用いた腹筋

20．体幹・鉄棒１　両もも上げ

21．体幹・鉄棒２　交互前出し

22．体幹・鉄棒３　バタ足

23．体幹・鉄棒４　ツイスト

24．臀部・片足スクワット

25．臀部・サイドジャンプ

 

 

 

【著者について】

秋本真吾（あきもと・しんご）

元陸上競技選手。400mハードルにて多くの大会で上位入賞を果たし、2010年には男子200mハードルでアジア最高記録、日本最高記録を樹立。引退後、本格的に指導者として活動を開始。スプリントコーチとして、オリックス（プロ野球）、オービックシーガルズ（アメリカンフットボール）、INAC神戸（なでしこリーグ）で指導経験を持つ。Jリーグでは、宇賀神友弥、梅崎司、加賀健一、関根貴大、槙野智章、森脇良太、李忠成をはじめ、大久保嘉人、大島僚太、谷口彰悟などの個人指導も行なっている。全国で小中学生を対象とした走り方教室なども幅広く展開中。