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川口能活に取材も!JリーグSC相模原で子どもたちが1日記者体験

公開:2017年4月 6日

キーワード:SC相模原インタビュー安永総太郎川口能活記者

4月1日にJリーグのSC相模原は小学生の親子を対象にした「Jリーグの取材記者体験」を実施しました。
 
このイベントは、子どもたちのコミュニケーションスキルを育成する総合学習教室「STUDY CLUB さがみはら」の活動の一環で、農業体験や商店訪問など地域の事業の体験学習を行ったあと、事後指導を通して文章力やプレゼンテーション能力、人の話をきちんと聞ける能力などを育成するプログラムです。
 
地域に根差したサッカークラブの活動を通して、これからの社会を生きる子どもたちに自主性や考える力、自分の意思を表現する事、相手を思いやる事など、正解がない世の中を生きぬく能力を養うことを目的として発足したのだと「STUDY CLUB さがみはら」事業の担当を務める宮城さんが教えてくれました。
 
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4月1日(土)ホームのギラヴァンツ北九州戦にて実施された第一回目のテーマは「新聞づくり」です。プログラムはあいにくの雨と寒さの中スタートしましたが、集まった親子は選手ロッカーや報道スペースなど、ふだんは入ることができないエリアの見学を楽しんでいるようでした。
 
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午前中にはグラウンドキーパーの石井さんに、プロがプレーするピッチの芝管理について教えていただきました。SC相模原のピッチの芝は何センチにカットしているのか、その理由はなぜか、など選手のプレーを支えるスタッフの活動を学び、実際に芝を触って長さを確かめました。そのあとはクラブの人気マスコット、ガミティとの撮影会などを行って午前のプログラムは終了です。
 
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午後1時からの試合を観戦した後は、いよいよ安永総太郎監督とGKの川口能活選手にインタビューをします。子どもたちは試合を観戦中にいくつも質問を考えてきていました。
 
会見室に入る前は、「手を上げるのはいいけど、『はい!』って言うのは恥ずかしい。(質問があるという事を)わかってほしい……」と言っていた子もいましたが、司会者に「質問があるひと?」と問いかけられると、「はい!」「はい!」とみんな元気に手を上げます。
 
元日本代表のトッププレーヤーでもある川口選手には「プロになるにはどうしたらどうすればいいですか」、「スーパーセーブをするにはどうしたらいいですか」など、プレーの質問が多く投げかけられました。
 
「スーパーセーブは、練習でやったことの積み重ねが試合で出るんだよ」と練習の大切さを説く川口選手。
 
プロになりたいという子どもには、「サッカーが好きなことが大事だけれど、それと同じぐらい学校の勉強や行事も一生懸命に取り組むことだと思います」とサッカーだけではなく、文武両道が大切だという考えを教えてくれました。
 
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安永監督には、午前中に学んだ「芝の長さが試合にどう影響するか」などを質問した子どもたち。監督は芝の長さや水を撒くことがプレーにどう影響するかを説明してくれました。
 
また、「親に叱られたときに落ち込んでしまう。自分のように気持ちが弱い選手はいますか」という質問には「います。安永監督がうるさいからやる気が下がった~、という選手もいますよ」と答え、会場を笑いの渦に巻き込んでいました。
 
そして、「叱るのは、あなたのことを愛しているから。無関心だったら何も言いません。叱られた直後は反論したくなってもいったん抑えて、少し時間をおいて落ち着いてから『なぜ叱られたのか』を聞きましょう」と諭すように語ると、子どもたちは納得した顔でうなずいていました。
 
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取材体験の後は新聞作成用の用紙が配られ、作成の概要について説明がありました。この日聞いた事、見た事を自由な形式で紙の上に表現するのがゴールです。保護者は、子どもたちに付き添う間に撮った写真をわが子に提供して、新聞づくりをサポートします。書き方が分からない子どもは、メールで「STUDY CLUB さがみはら」に指導を仰ぐことができます。
 
「新聞の提出日は、子どもたちの自主性に任せるため設けていません。出さなくてもそれについて指摘することもありません」と語る宮城さん。しかし、午前中はもじもじして自分から質問することに消極的だった子どもたちが、インタビュー時には「どの質問から聞こうかな」などと自主的に参加するように変化したことは一つの成果ではないでしょうか。また、取材から3日以内に2人から新聞が届いたそうです。
 
第二回以降はグループワークなども取り入れて、論理的に自分の意見を言える練習などを予定しているという総合学習教室「STUDY CLUB さがみはら」の取り組みは、サッカークラブができる子どもたちの育成として興味深い挑戦です。
 
★子どもたちが作成した新聞★
 
坂本響くん(新小2)の新聞
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伊藤拓磨くん(新小5)の新聞
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(新聞の写真提供:NPO法人 スポーツクラブ相模原 STUDY CLUBさがみはら)
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