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インタビュー

『それぞれが人を思いやる気持ち。それがチームワーク』‐【File2】近藤岳登(神戸)

2011年5月 2日

ピッチ上では誰より熱く、ピッチの外ではいつも笑顔を絶やさずに、サポーターからの人気も絶大なヴィッセル神戸の近藤岳登選手。「自分には、決して遠回りじゃなかった」と語るサッカー人生をたどると、少し異色の経歴が見えてきます。それでも――。さまざまな道を通ったからこそ、プロ選手としての『今』を歩み続ける近藤選手の"人物伝"に迫る第2話は、中学・高校時代のお話です。

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■本当に、ただサッカーがうまくなりたい一心だった

――中学時代に所属チームのことを聞かせてください。
「市内の大会では勝てるけれど、地区大会になると全然勝てない......。どちらかというと弱いチームでした。転機になったのは、東三河トレセン(愛知県)に選ばれるようになったこと。さらにうまい選手と接することで大きな刺激を受けましたし、一気にサッカー観が広がりました。積極的に県トレセンのテストや、名古屋グランパスのアカデミーのセレクションを受験をしたこともあります。結果的には落ちてしまったけれど、それが大きな自信にもなりました。所属チームに戻って周りへの要求も高くなると同時に、僕自身の中にも「自分がやらなきゃ」という責任感が生まれたと思います。そうやって、レベルの高いところに身を置くことが「このままじゃダメだ」という向上心に自然とつながっていきましたね」

――それはプロ選手という夢があったからですか?
「もちろん、目標の先には「プロ」というものがありましたが、当時は本当にただサッカーがうまくなりたい一心だった。うまい選手をどんどん超えていきたいという、単純な気持ちだけでした」

――その後、愛知産業大学三河高校に進学したんですよね。
「愛産大三河と岡崎城西の2つから声をかけていただいたのですが、話を聞いた直後に見た試合が、偶然にもその両校の試合だったんです。結果は愛産大三河が敗戦。それで、愛産大三河に入って、岡崎城西に勝ちたい、と考えるようにになりました。高校2年生のとき、その目標が叶って、高校選手権の愛知県予選決勝で岡崎城西に勝利し、全国大会の切符を掴んだときは、感慨深いものがありましたね。

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