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インタビュー

【後編】ボクシングか?サッカーか? ウェイン・ルーニーを成長させた2つのスポーツ

2010年12月31日

0002211.jpg 少年時代、ボクシングとサッカーという二つの激しいスポーツに夢中になっていたウェイン・ルーニー。15歳の頃には、所属していたクラブのエバートンからアドバイスを受け、サッカーに専念することになります。そして、サッカーに専念するようになったルーニーは、わずか16歳でプレミアリーグの舞台に立つことになります。2001年10月19日には、強豪アーセナルを相手に見事な決勝点を挙げ、一躍、時の人となりました。イングランド代表デビュー、マンチェスター・U移籍といったその後の活躍は、広く知られている通りです。そんな彼はボクサーとしての経験をこう振り返っています。

「僕のサッカー選手としての成長に、ボクシングの経験はすごく活きたと思う。若くしてプレミアリーグで戦うことになったから、特にね。激しいリーグで成功するには、特別な"強さ"が必要だった。それをボクシングのトレーニングで培ったんだ。それがいまでも試合に役立っているのさ」

 たしかに、ルーニーがピッチで見せる一瞬の判断の速さや瞬発力、試合終盤になっても筋肉の疲れが見えない動きっぷりには、ボクシングの名残を感じさせるものがあります。それだけでなく、彼は10代の頃から、大男たちに決して当たり負けをしない体の強さを持っていました。そして最も特筆すべきは、どんな相手にも向かっていく負けん気の強さ、闘争心。これはまさにボクサーのそれと言えるでしょう。

 時に、熱いハートがレッドカードに繋がってしまうこともありましたが、近年はそうしたシーンも減っています。スターの階段を上るにつれ、ストレスも増えていく中で自制心を育んでこられた理由のひとつもまた、ボクシングにありました。

「今でもボクシングを観戦するのは好きなんだ。それに、トレーニングをすることもあるよ。いいストレスの発散になるんだ」

 こう語るルーニーは、イングランド・プレミアリーグきってのボクシングファンとして、よくタイトルマッチなどの会場に顔を出し、オフの気分転換をしています。そして、フットボールの合間にサンドバッグを叩くことで、気分をリフレッシュして日々のゲームに臨んでいるのです。ルーニーにとってボクシングは、アスリートとしての資質を育んだ原点であり、今では生活に欠かせない趣味となっています。幼少の頃、無理矢理ひとつの道を決めずに可能性を拡げてきたことが今のルーニーを形成しているとも言えるのではないでしょうか。

Text//Footmedia Photo//AFLO

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