1. サカイク
  2. コラム
  3. 運動能力
  4. 猫背でもいい!? 子どもにとって自然な姿勢とは

運動能力

猫背でもいい!? 子どもにとって自然な姿勢とは

2014年7月25日

キーワード:アレクサンダーテクニークサッカー姿勢少年サッカー指導

部屋の中に緑色のものはありますか? 次は青、その次はオレンジ、最後に茶色を探してみましょう。
 
では次に、首を動かして周りを確認してください。あなたの周囲には何がありますか?
 
このふたつの問いかけ で、自分の動きに違いがあるのがわかりますか? 動作自体は同じはずなのに、スムーズさが違います。この差が「緊張」しているか、いないかです。恐らくみなさんは、色を探す方が自然だったと思います。これは「緊張」せずに、楽に動けている状態です。
 
HT020470.JPGのサムネイル画像
取材・文:中村僚 写真/田川秀之
 

■子どもの身体に緊張を与えない声のかけ方とは

 
「色を見つける」ということは、はじめに動き出すのは目です。「○色はどこ?」という問いが最初に芽生え、「首を振る」動作はその後です。「色を探す」ために「首を振る」のであって、動作そのものに意識はありません。これが「緊張」から解かれている状態です。
 
一方で、「首を振って」と言われれば、最初に「首を振る」動作に意識がいきます。目的がなく「首を振る」ことが最初にきてしまえば、それが「緊張」を起こす原因になるのです。
 
さて、このときの動きの違いを人体で説明すると、背骨の動きです。背骨は脊椎と椎間板で構成されています。いくつもの脊椎がくっついて長いひとつの骨を構成しており、脊椎と脊椎の緩衝剤の役割を果たしているのが椎間板です。そして「緊張している」とは、この椎間板が圧迫されている状態のことです。
 
頭と脊椎は、動きの質のすべてを決めてしまいます。そこが自由になっていれば、手足も自由に動きます。逆に固まってしまえば、全体の動きは固まってしまいます。椎間板が潰れてしまえば脊椎同士の距離が縮まり、曲がる可動域が狭くなります。これが「緊張している」状態です。椎間板が本来の間隔を取り戻せば、曲がる可動域が広くなります。これが自由な状態です。
 
自由な状態だと、動きは先端から始まり、徐々に後端まで伝達されていきます。伝達時間はほんの一瞬ですが、徐々に伝達されていくということは、途中の方向転換が可能なのです。対して緊張している場合は、先端から後端までの距離が短く、初動が伝わるのが早くなります。そうなると動きの自由さやスムーズさはなくなり、方向転換には大きな力が必要になってしまうのです。
 
1  2
取材・文:中村僚 写真/田川秀之

関連記事

関連記事一覧へ

運動能力コンテンツ一覧へ(91件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. 運動能力
  4. 猫背でもいい!? 子どもにとって自然な姿勢とは

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. 「子どものやる気を引き出すために、親がやる気になっていませんか?」風間八宏流・子どものやる気を引き出す方法
    2017年1月18日
  2. 「君ならできるのになんでやらないの?」風間八宏流・子どもを伸ばす"褒めながら怒る"方法
    2017年1月20日
  3. JリーグMVP中村憲剛がサッカー少年に伝えたい、うまくなるための「考え方」とは
    2017年1月17日
  4. 目標を達成するために重要な「自信」の育て方
    2017年1月19日
  5. ジャージorピステ 寒い日に用意したいのはどっち!?
    2011年10月16日
  6. ウチの中でも簡単にできる!こっそりサッカー自主トレーニング
    2012年6月26日
  7. 父は思春期とどう向き合えばよろしいか問題
    2017年1月16日
  8. "対戦相手を思いやれる"バルサの12歳は、どのように育てられるのか
    2016年9月 1日
  9. 今年の卒団式どうする!?いろんなチームの実例を集めてみました!
    2012年2月14日
  10. 1対1に自信がつく! ディフェンスで大事な3つの姿勢
    2012年4月27日

一覧へ