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県大会で勝つための判断力を養う!守備の連係「チャレンジ&カバー」と攻撃の「スペース活用」習得トレーニング
公開:2026年2月16日
サッカーの指導が学べる動画配信サービス「COACH UNITED ACADEMY」では、強豪チームや豊富な実績を持つ指導者によるトレーニング動画や、指導していく中で必見な理論や情報を配信中だ。
前回より、サカイクキャンプやシンキングサッカースクールの指導者として活動する、菊池健太氏のトレーニングを紹介中。
菊池氏はこれまでの15年で延べ7,000人以上の選手を指導しており、未就学児、少年団、中学部活、クラブチームと様々なカテゴリの指導経験を持っている。
前編では、1対1の強度や攻守の切り替えにフォーカスしたトレーニングを紹介した。後編では、人数を増やした2対2から、3つのゴールを使用したゲーム形式へと発展させ、グループ戦術の理解を深めていく。(文・鈴木智之)

2対2で学ぶ「チャレンジ&カバー」の原則
COACH UNITED ACADEMY動画、後編のテーマは「サッカーが上達する3ゴールゲーム!実戦で活きるグループ戦術を学ぶ」。
菊池コーチは「1人ではドリブルやシュートができても、パスはできません。2対2なので2人で攻めて、2人で守ることが大事」と語り、周囲との連携の中でプレーすることを求めていく。

まずは『2対2 3ゴールゲーム』のトレーニングからスタート。ここでの守備のポイントは、ボール保持者に誰が行くかを明確にする「コーチング(声)」と、2人の役割分担だ。
菊池コーチは選手たちに「最初の声かけが素晴らしかった。『俺が行く』と伝えたことで、ファーストディフェンダーが決まった」と称賛。
その上で、もう一人の守備の選手には「マークにつくだけでなく、味方が抜かれた時にサポートできる『カバー』のポジションを取ること」をデモンストレーション。

さらに守備の目的について、「ただ守るだけでなく、パスが出された瞬間にインターセプトを狙うなど、ボールを奪って攻撃につなげることがベスト」と言及。相手に自由を与えない距離まで、強く寄せる強度を求めた。
「ボールと人」が動いてスペースを作る
続いて「3対3 3ゴールゲーム」に移行し、「やることは同じ。3人でもチャレンジ&カバー。最初のアプローチだけ基準を持ってやろう」と意識を徹底。

その上で、前編の4対1のトレーニングで伝えた「ボールと人が動く」という概念を再確認させた。
「ボールが動くだけでなく、人が動くことでスペースが生まれる」と話し、具体的なアクションとして以下のようなプレーを提示。
・斜めに動く(ダイアゴナルラン): 相手のマークを動かし、空いたスペースにドリブルやパスを通す。
・縦に走る: 裏を狙う動きで相手ラインを下げさせ、手前のスペースを使う。
・ワンツー(壁パス): パス&ゴーで相手を置き去りにする。

菊池コーチは「人が動くと、その裏や手前に必ずスペースが生まれる。そのスペースをどう使うかがポイントになる」とアドバイスし、停滞しない攻撃を促した。
3ゴールゲームで養う「観る」力と判断力
最後は「4対4+1フリーマン」を実施。このトレーニングの特徴は「3つのコーンゴール」があることだ。

菊池コーチは「ゴールが3つあるのには理由がある。例えば真ん中のゴールが塞がれたら、両サイドのどちらかが空く」と説明。守備の状況を見て、空いているゴール(スペース)を瞬時に判断し、ボールを運ぶことを求めた。
また、フリーマンを加えた数的不利・有利の状況設定も行い、「攻撃は数的優位を生かして慌てずにボールを動かすこと」「守備はボールを奪ったらすぐに広い方へ展開すること」など、状況に応じたプレーの選択をコーチングしていった。

トレーニング終了後、菊池コーチは「週2回の練習や限られたスペースであっても、指導者が攻守の切り替えや強度の『基準』を設けることで、質の高いトレーニングは可能になります」と総括した。
強豪チームに勝つためには、個の強さだけでなく、グループでの連係や戦術眼が不可欠だ。今回の動画で紹介された、段階的に判断要素を積み上げていくメニューは、多くのチームにとって参考になるはずだ。
ぜひ「COACH UNITED ACADEMY」の動画を確認し、日々の指導に取り入れてみてほしい。
【講師】菊池健太/
15年以上にわたり未就学からジュニア年代までを指導。シンキングサッカースクールヘッドコーチを務め、競技レベルが様々な子どもが集まるサカイクキャンプのヘッドコーチとして7,000人以上の指導に携わってきた。元フットサル日本代表監督ミゲル・ロドリゴ氏のアシスタントとしてNHK「奇跡のレッスン」に出演するなど様々なメディアにも出演。4児のサッカー少年の父でもあり、少年団チームのお父さんコーチや中学サッカー部の外部コーチなど幅広い経験を持つ。
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