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「4対2のロンド」は遊びではない! 8人制サッカーで活用したい、戦術を落とし込むためのポイント

公開:2026年1月19日

サッカーの指導が学べる動画配信サービス「COACH UNITED ACADEMY」では、強豪チームや豊富な実績を持つ指導者によるトレーニング動画や、指導していく中で必見な理論や情報を配信中だ。

前回より、ヴィアティン三重所属の現役選手、中里崇宏氏による「選手に伝わる、8人制サッカーの原理原則と戦術の落とし込み方」の座学動画を配信している。

前編では8人制サッカーの原理原則とビルドアップの考え方を解説したが、後編では実際のトレーニングメニューを通じて、どのように戦術を選手に落とし込むのかを詳しく紹介する。

サッカーをする上で知っておきたい、トライアングル、菱形、スリーオンラインといった配置を、練習でどう身につけさせるのか。

試合を意識した質の高いトレーニングの方法を、中里氏が開発した「STRATIQ BORD(ストラティックボード)」を用いて解説してもらった。(文・鈴木智之)

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4対2は「遊び」ではなく、試合そのもの

後編のメインテーマは「戦術を落とし込むための練習メニュー」。誰しもが一度はやったことがある「4対2のボール回し」を題材に、講義は進んでいく。

中里氏は「4対2は、どこのクラブでも育成年代からトップレベルまでやっていると思います。これはすごくいいトレーニングで遊びとかではなく、ためになる練習の一つです」と強調する。

多くの指導者や選手が「楽しむもの」として捉えがちな4対2だが、実は試合のあらゆる局面を想定できる、極めて実践的な練習だという。

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「例えば4対2の形は、3バック+1ボランチに対する、2トップのディフェンスと考えられます。さらにはダイヤモンド型の中盤(1アンカー、トップ下、両サイドハーフ)に対する、相手のダブルボランチという形にもなります。考え方によっては1アンカー、2シャドウ、1トップという形にもなります」

このように、4対2は試合の様々な局面を切り取ったトレーニングとして機能する。重要なのは、選手がそれを理解して取り組んでいるかどうかだ。

フォワードが最も嫌がるプレーとは

中里氏は、4対2を3バック+1ボランチ対2トップの関係と捉えた場合の具体的なポイントを解説する。

「守備をするフォワードにとって一番嫌なのは、センターバックからボランチの選手にパスが通ること。自分たちの2トップのラインを突破されることです」

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1人のフォワードがプレスをかけに行けば、もう1人のフォワードはボランチへのコースを消す。そこで両サイドの選手がボールを受けたときに、もう1人のフォワードにアプローチされてしまうと、ボランチへのパスコースがなくなり、前にも突破できなくなる。

「ただし、ボールホルダーが強いボールを出せるとしたら、相手のフォワードがボランチに対して絞っているならば、もう1個前のスペースで受けることで、相手の2トップのプレスをパスでラインブレイクできます。いいポジションをとる必要性は、試合と似ています」

果たして4対2のボール回しをしている選手たちは、そこまで考えてプレーしているだろうか。中里氏はこの問いかけを通じて、意識の重要性を訴える。

「それを理解していれば、パスの精度も高まり、試合で活きるボール回しになるのではないかと思っています」

横パスの重要性と縦パスへのつなげ方

「横パスの重要性」について、中里氏は4対2を使ってさらに詳しく説明する。

「ボールに対して相手のボランチがアプローチしてきて、もう1人のボランチがチャレンジ&カバーに入ります。横パスを出すことによって、カバーに入っていた選手がアプローチすると、最初にプレスをかけていた選手との幅が広がるので、縦パスが通しやすくなります」

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さらに、アンカーの選手が寄って縦パスを入れようとしたとき、相手のボランチは入れられたくないので、絞って縦パスのコースを消す。すると今度は、外の選手に対してパスコースが開く。

「こういった細かなポジショニングの変更や、相手をどう動かしてどう縦パスを入れるのかなど、4対2にはいろんな要素が入っています」

「COACH UNITED ACADEMY」動画では他に、「4対2を使ったレイオフ」「守備のチャレンジ&カバー」「ネガティブ・ポジティブトランジション」「3対1」といった練習メニューを、「STRATIQ BORD(ストラティックボード)」の3D機能を使い、俯瞰視点と選手視点の両方から説明している。

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非常にわかりやすいので、ぜひ動画で全容を理解していただければと思う。

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▼セミナーで使用したSTRATIQBOARDについての詳細はこちら https://stratiqboard-coach.framer.website/

『STRATIQBOARD(ストラティックボード)』は、プロ分析官やプロサッカー 選手、指導の専門家が監修した戦術指導に特化したプラットフォームです。 ●選手の動きやタイミングの"立体的な再現" ●実際に"動かしながら説明できる"直感的な操作性 ●オンラインでも、遠くにいる選手にも「戦術が伝わる」 従来のホワイトボードや平面図では伝わりにくかった戦術理解が深まり、 練習の質・ゲームへの落とし込みが変わります。 「伝わらない戦術」から「伝わる戦術」へ。 あなたのチームの指導が、次のステージに進みます!

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【講師】中里崇宏/ 東京都出身、左利きのMF(守備的MF中心)。町田忠生SC→東京V育成(Jr〜Jrユース)→流経大柏高→流通経済大を経て横浜FCでプロ入り。水戸、韓国・江原FC、鈴鹿、YSCC、いわてグルージャ盛岡(2025年まで)などでプレー。U-19/U-20日本代表歴も持つ。プロサッカー選手としてのキャリアを通して試合を観る力と戦術を理解・言語化する力を磨き、戦術は「才能」ではなく「学習できる知性」だと確信する。それを誰もが直感的に学べる環境をつくるため、戦術を3Dで可視化することができる「STRATIQBOARD」を構想・開発した。

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