練習メニュー

2017年9月14日

[動画付き]試合で使えるボールコントロールが身につくリフティング3つのポイント

一人で簡単にできる練習メニューの代表格、リフティング。前回は個人技指導のスペシャリストとして知られるフリーのプロサッカーコーチ、三木利章さんにリフティングで意識したい基礎のポイントをお聞きしましたが、後編となる今回は中級者から上級者向けのリフティングについてお聞きしました。(取材・文・写真・動画:森田将義)
<<前編:回数は重要じゃない! サッカーが上手くなるリフティングの身につけ方
リフティングは選手が楽しめる難易度の設定が大事
リフティングが面白くないという選手は、続かないことが原因だと僕は考えています。目標の設定を100回など一定の回数に設定してしまうと、できない選手は楽しめず、リフティングに気持ちが向かなくなります。
選手がリフティングに打ち込むためには、大人が難易度を適切に設定してあげることが大事なのです。前編のように基本ができるようになれば、選手に応じて難易度を変えていきましょう。
難易度を変えることは選手の成長を促すため意味でも欠かせません。算数でも、足し算、引き算、掛け算、割り算を覚えれば、発展形として分数などを学んでいくのと同じでサッカーも基礎ができるようになれば、次に技術を発展させていく必要があります。
もちろん同じことを反復することで身につく技術もありますが、できることだけを続けていても、神経系を刺激できません。
技術を伸ばしていくためには、「利き足でできるようになれば、次は逆足や両足できるようになろう」と声をかけ、できることを増やし、脳に刺激を与え続けることが選手の成長に繋がります。
発展形のリフティングとして、まず初めに行うのはタッチの箇所を増やしたリフティングをおススメします。インサイドだけでボールを扱えるようになれば、次の段階としてインサイドとアウトサイドなど2つのタッチを順番に行いましょう。
それができれば、太ももやインステップのタッチを入れ、3つ、4つのタッチでリフティングを行い、選手ができることを増やしていきます。ボールタッチの順番やリズムを変えてみるのも、選手に刺激を与えるために効果的です。
太もも→アウトサイド→インサイドのリフティング
太もも→インサイド→アウトサイドのリフティング
次のページではより、顔を上げてプレーをするためのボール扱いを身につける、実践的なリフティングをご紹介します。
次ページ:顔を上げてプレーするための実践的なリフティング

1  2

関連記事

関連記事一覧へ