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「いい選手の条件とは......」横浜FC主催の子ども向けイベントでロス五輪世代3選手がクリニック&トークショー
公開:2025年6月23日 更新:2025年6月24日
6月21日(土)、横浜FCとポルトガル・UDオリヴェイレンセが取り組むマルチクラブオーナーシップ(MCO)が、「MCOサッカークリニック supported by ガットフレイル会議」を開催しました。
本イベントには、横浜FCアカデミー、横浜FC出身でポルトガル・オリヴェイレンセ所属の永田滉太朗選手、高橋友矢選手、オリヴェイレンセU-19の留学生で現在はトップチームに所属するキーティングタイラー選手が参加。
小学4~6年生を対象にサッカークリニックと、腸活の大切さを語るトークイベント、サイン会を実施しました。
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■日本人は腸が弱い人が多い?
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サッカークリニックで子どもたちを指導(C)YOKOHAMA FC
天候に恵まれた中、サッカークリニックでたっぷり汗を流した後は、体育館の中でトークショーが行われました。
日本ガットフレイル会議理事長の内藤裕二さんと、昨今アスリートのコンディショニングで注目されている「腸活」をテーマにコンディションを整えることの大切さを語りました。
「ガット」とは英語で腸のことで、「フレイル」は弱ることです。
内藤さんによると、日本人は海外の人と比べて腸が弱い方の割合が多く、特に近年は便秘だけでなく下痢しやすい方が増えているそうです。
この日は参加した小学生だけでなく、保護者の方にもわかりやすい資料をお渡しして、一緒に腸を強くする食品、スポーツをしているお子さんにお勧めの食品などを学ぶ会となり、集まった保護者の方々も「そっかぁ」「なるほど」などとつぶやいていました。
■医師が断言、お腹が痛いと、メンタルにも影響する
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サッカークリニックの後は体育館でトークショー(C)YOKOHAMA FC
内藤さんによると、腸が強くなるとメンタルが安定することが、最近は医学的にも証明されつつあるのだと言います。
腸内細菌が作る分泌物が血液で運ばれ、神経を刺激して脳にいろんな作用があることが明らかになってきているのだそうです。それゆえ、腸内環境とメンタルの安定が相関しているという事を教えてくれました。
腸内環境というと、食べ物の吸収のお話にばかり注目しがちですが、食べたものをしっかり出すことも大事です。そのために大事なのは食物繊維です。
内藤さんも「腸内細菌の良さにもなるので、食物繊維はとても大切です」と言います。
腸が綺麗になって、さらに栄養を吸収しやすくなるサイクルを作ることが腸活になるのです。
■良い選手の条件は「体調崩さないで毎日練習に行く選手」
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イベントに参加してくれた高橋友矢選手、永田滉太朗選手、キーティングタイラー選手(C)YOKOHAMA FC
イベントに参加した3選手も、幼少期はお母さんが食事の管理をしてくれて、クラブでは管理栄養士がいたので食事の大切さを意識したことがなかったそうですが、ポルトガルに移籍したあとお腹が痛くて練習を休んだり、試合に出られなかった経験をしたことで、コンディショニングを意識するようになったそうです。
「お腹が痛くて1日でも休んじゃうと、チームは先に進んでいって、自分だけ置いていかれたいってことがあるので......。やっぱり体調を崩してお腹痛めて練習休むっていうのは本当にもったいないから、極力休まないように体調には気を付けています」と語るように、プロでも休むと「周りに置いて行かれる不安」を感じることもあったと教えてくれました。
体調が悪いときは安静にすることが何よりも大事ですが、その前に体調を崩さない意識と行動も求められます。一流選手で頻繁に体調を崩す選手はいませんよね。
「いい選手とは、怪我しないこともそうですが、体調崩さないで毎日練習に行く選手がいい選手だと思います」(高橋友矢選手)
選手にとって試合に出ることが一番の望み。この日のイベントを通じて、子どもたちとの交流はもちろん、コンディショニングへの意識と来シーズンへの意欲をさらに高めたようでした。
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