2022年6月に神奈川県港北区で【バルサアカデミー横浜山手サテライト校】が開校。その横浜山手サテライト校にて、オープニングイベントが開催されました。

イベントに合わせて来日したカルロスさん（バルサアカデミーアジアパシフィックディレクター）、2020年より来日しているコテさん（バルサアカデミー横浜校テクニカルディレクター）にバルサアカデミー、そして開校したバルサアカデミー横浜山手校のことなどについてお話を聞きました。

■横浜はバルセロナを語るうえで欠かせない場所

―開校おめでとうございます。
カルロスさん、コテさん（以下、敬称略）「ありがとうございます！」

ーバルサアカデミーは福岡、葛飾、奈良、横浜、広島と展開されてきましたが、今回神奈川の横浜山手に開校された理由はありますか？
コテ「横浜は、バルセロナと縁のある場所です。過去に、クラブワールドカップなどで過去3回（2006年、2011年、2015年）訪れており、2011年、2015年には横浜の地でクラブワールドカップで優勝しました。
また、横浜は日本のなかでも大きくて、そして歴史のある魅力的な街だと思っています。
世界中にファンを抱えるバルセロナですが、神奈川・横浜はバルセロナを語るうえで欠かせない場所なのです」

―プレー面では神奈川・横浜という土地をどう感じていますか？
コテ「プレースタイル的にも、神奈川のチームはボールを保持するサッカーを展開しているチームが多く、その点でも横浜という街はバルセロナのサッカーに合っていると思っています」

―横浜山手校と他校の違いはあるのでしょうか？
コテ「新プログラム【チームクラス】を新設しました。チームクラスというのは、同じメンバー、コーチの元、アカデミーにいながらトレーニングと試合を行うクラスのことです。試合は対外試合や短期的なリーグ戦を開催します。これによりアカデミーで学んだことを真剣勝負の場面で披露・経験していくことでバルサメソッドをより深く学びます。

各ポジションでの役割を明確化し、チーム戦術をより深く理解することを目的としています。個人の成長やチームとしての成長をトレーニングや試合を通して高めていきます。一定の期間同じグループやコーチでトレーニングや試合を行うことでサッカーには不可欠な要素でもある「チームワーク」「チーム戦術」を育成、そして、月1～2回の試合を行うことで、メンタル面の強化、試合に勝った時の喜びや負けた時の悔しさを成長に繋げることができます。」

■結果を残すためにも、人間性が必要

―バルサアカデミーの強みを教えてください
コテ「技術や戦術はもちろんですが、人間性も含めて統合的に人間を育てられること、です。サッカーだけでなく、人間性のところもバルサアカデミーを通じて学ぶことができます。皆さんに馴染みのある選手で言えば、イニエスタ選手を想像いただくとイメージが付きやすいかと思います。

スペインでもサッカーが上手な選手はたくさんいます。一方で、人間性が伴わない選手はいずれどこかのタイミングでトッププレイヤーとして活躍することが難しくなっていきます。そのことをバルサの選手・スタッフは経験上わかっているからこそ、バルサアカデミーでは人間性といったことを重視しています。その人間性を獲得してくために色んなことを行ないますが、簡単なわかりやすい例でいくと、トレーニングメニューのなかでバルサの価値観、例えば「リスペクト」をテーマに掲げた週では、仲間がミスをした時に責めるのではなく励ますような声かけを行なえばその選手に1点、というようなものをトレーニングに組み込んだりします。

コミュニケーション、相手を敬うこと、チームワーク、一人でなくみんなでプレーすること、責任感を持つこと、、、沢山ありますが例えばそういったことが結局大事なのです。18歳を超えカテゴリーがなくなった時、仮に順調に成長したとして、そこからさらに上のステージで活躍して結果を残すためには人間性が必要なのです。また全ての選手がプロとして活躍するとは限りません。そんな時に、このバルサアカデミーでの教えは活きてくるはずです。」

―現地では、ラ・マシア（1979年建築）という有名な寮もありますね。
コテ「ラ・マシア（バルセロナの下部組織カンテラの選手寮）での人間的教育は、本来現地に行かなければ知りえないもの。バルサアカデミーでは、そのマシアの教えが間違って伝わってないか？ちゃんと正しく伝わっているか？とクラブやメソッドのダイレクターがチェックしているので、日本にいながら正しくその教えを知れるということは他では経験できません。」

―最後に、バルサファンの親子に一言お願いします
カルロス、コテ「お伝えしてたように、横浜はバルサの歴史の一部です。そしてこれからも共に歴史を刻んでいきたいと思ってます。バルサアカデミーにぜひ来てください！」

■バルサアカデミーについて

＜ポイント➀＞
バルサアカデミーの代表選手として世界の強豪チーム・トップレベルの選手達と真剣勝負に挑む!!
毎年春に現地バルセロナで開催されるバルサアカデミーワールドカップに出場する機会を提供します。来日したカンテラの選手達との合同トレーニングなど、バルサアカデミーの代表選手として世界各国の強豪と真剣勝負するチャンスが待っています！

＜ポイント②＞
これまで多くの選手がJリーグ下部組織に入団。スクールOBから世代別日本代表、プロサッカー選手として活躍しています。

日本にあるバルサアカデミーではこれまで多くの選手達がJリーグ下部組織へ入団しています。冨安健洋選手(アビスパ福岡→シント＝トロイデンVV→ボローニャFC→アーセナルFC)をはじめ、高江麗央選手(東福岡高校→ガンバ大阪→FC町田ゼルビア)、藤川虎太朗選手 （東福岡高校→ジュビロ磐田→ロアッソ熊本→ギラヴァンツ北九州）など、小学生時代にバルサアカデミー福岡校でサッカーに一生懸命取り組み、現在プロサッカー選手として活躍しているバルサアカデミー出身選手が10名ほどおります。

＜ポイント③＞
2022年6月よりバルサアカデミー横浜山手サテライト校を開校。
山手サテライト校 新規入会選手募集中!!

バルサアカデミー山手サテライト校では新規入会選手を随時募集しています。山手サテライト校への入校をご希望の選手は入会時にクラス分けセレクションに参加いただいております。下記ボタンより最新のセレクション情報をご確認いただき、参加をお申し込みください。
～現在チームクラスのセレクションを行なっています～