ワールドカップイヤーだった2018年も残りわずかとなった12月27日、東京都のフットサル施設で、ニチバン（株）が主催する「Wグリップ 長谷部誠 サッカークリニック」が行われました。

参加したのは、抽選に当選した小学生の親子60組120名。「長谷部選手の大ファンで一緒にサッカーがしたい！」という強い思いから、北海道や大阪など遠方から足を運ばれた方も大勢参加。晴天の中、長谷部選手と子どもたちは約1時間30分たっぷり汗を流しました。

2010年から8年間日本代表でキャプテンを務め、常に日本サッカー界のトップで活躍されてきた長谷部選手。サッカークリニックの開始前には、「今日はみんなと会えるのをずっと心待ちにしていました。一緒にサッカーを楽しみましょう！」と、気合十分の様子。

この日のサッカークリニックでは、ドリブルやチームごとに分かれて行うボール回しといった基礎的ことから1対1やゲームなどの実践的な内容までを幅広く行い、交流を深めていきます。

長谷部選手は、各トレーニングで子どもたちにお手本を見せつつ、よいプレーには「いいね！ナイスプレー！」と褒めたり、上手くプレーできない子には「もっとこうやってみよう！」とアドバイスを送る場面も。長谷部選手が各チームにランダムで参加したゲームでは、華麗なヒールパスや意表を突いたスルーパスで子どもたちを魅了していました。

実技終了後には、トークショーが行われ、ケガを予防する大切さから、長谷部選手が毎日行っているストレッチ方法をご紹介していただき、参加した子どもたちと保護者の方は普段聞くことができない貴重なお話しに夢中になっているのが印象的でした。

このイベントでは「ケガを予防する大切さ」の重要性を理解してもらう目的で、サッカークリニック終了後には参加した保護者の方に長谷部選手も使用するWグリップなどのケガを予防するための商品が送られ、子どもたちには長谷部選手の直筆のサイン入りポストカードがプレゼントされました。

実技とトークショーを合わせて2時間半に渡る今回のサッカークリニックでは、長谷部選手が最後に「努力することが自分自身を大きく成長させるので、まずは夢を持って何事にも楽しんでチャレンジしてほしいです」と子どもたちにメッセージを送り、会場は大きな拍手に包まれました。

長谷部選手にサッカークリニックの感想を尋ねると、「充実した時間を過ごせてパワーをもらいましたし、このサッカークリニックが子どもたちのサッカーを楽しむ一つのきっかけになってくれたら嬉しいです」と感想を述べ、保護者の方たちには、「子どもの可能性は無限大だと考えています。その可能性を信じて、よりよい環境作りをすることが僕たち大人（親）の役目だと思うので、引き続きサポートしてあげてほしいと思います」と話してくれました。

憧れの長谷部選手と一緒にボールを蹴る貴重な機会を経験した子どもたちは、より一層プロサッカー選手を目指す気持ちが強くなったのではないでしょうか？子どもたちの将来が楽しみになりつつ、2019年以降の長谷部選手のご活躍が楽しみになるサッカークリニックでした。