トピックス&ニュース

2011年9月 5日

子どもから学ぶ、相手をリスペクトする心

写真はダノンネーションズカップ2011 in JAPAN 決勝大会の準々決勝(ヴィッセル神戸U-12 vs 柏レイソルU-12)試合後の様子です。0-1で敗退し涙するヴィッセルの選手にいち早く駆け寄り、手を差し伸べるレイソルの選手たち。最近では、試合後にこういったシーンを見かけることがとても多くなってきましたね。日々の厳しいトレーニングや、チーム内での競争、数々の厳しい戦いを経て、相手を思いやる、リスペクトすることの大切さを彼らは理解しているのでしょう。
 
しかし、私たち大人はどうでしょうか?少年サッカーに限らず、どの年代でもそうですが、試合会場に足を運ぶと必ず耳にするのが、審判への野次、ベンチ外からの指示など。実際に今日もこんなシーンがありました。「上がるな!!」というお父さんの大きな声。選手がぴたりと足を止めました。すると今度は「上がれ!」とコーチの声。慌ててラインを上げる選手。お父さんは少し恥ずかしそうにしていましたが、こうしたシーンは全国レベルの大会でも目にします。
 
倒される度に繰り返される「ファウル!」の主張。スライディングが入る度に「おーーい!(危険だとアピール)」の声。ちょっとここでは書けないような審判への暴言など。しかし、たいていのものは中立的な我々の目から見ると問題ないプレーだったりするのです。
大人たちの声は、思っている以上にピッチの選手に届いています。またそれに少なからず影響を受けているはずです。よくないとは分かっていてもついつい言ってしまうお気持ちも分かります。しかし、そろそろ私たち大人も子どもたちを見習って、学んでいく必要があるのではないでしょうか?
1

関連記事

関連記事一覧へ