東北の元気を届ける『仙台だより』

2011年6月24日

仙台発。サッカーで子どもたちに笑顔を(2/2)

■「サッカーができる環境を提供してもらえれば嬉しい」

――現在もまだ満足な環境で練習できていない、そもそも練習もできていない少年団があるという状況についてはどう思われていますか。

「自分が子どもだった時に置き換えると、大好きなサッカーが普通にできない状況は考えられませんし、ものすごく辛いことだと思います。何とか早くサッカーできる状況になってほしいと思います。

岩沼市では玉浦地区のスポーツ少年団の子ども達が被害に遭ってしまって、スパイクがなかったりボールがなかったりという状況でした。東京の知り合いの方がボランティアで集めて下さったスパイクなどを玉浦の方達に提供していただくようにお願いして、届いたという話をいただきました。義援金も多少送っていただき、とてもありがたいと思っています。なるべく早く、サッカーのできる環境になってほしいと思っています」

――今、様々な困難がある中、宮城県のサッカーをしている子どもたちに伝えたいメッセージをお願いします。

「今回の災害を受けて、子どもたちも普通に生活できることが喜びであり、それが本当に幸せなことなのだと思ったでしょうし、僕自身もそう思いました。普通に生活できることに日々感謝しながら、それプラスサッカーができる喜びというものがあると思います。サッカーをやる時は全力で楽しんで、その喜びを感じながら、みんな笑顔でやってほしいと思います」

――では、子どもたちのご家族にも伝えたいことはありますか。

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