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「サカイクキャンプ」でサッカーの技術とライフスキルを身につける

2017年6月 6日

上達のために必要なのは「こうしなさい」ではない! 課題に気づき、考える力をつける指導とは

キーワード:コミュニケーションサカイクキャンプライフスキル考える力

今春からサカイクキャンプでは、参加した子どもたちのさらなる人間力向上を目的に「ライフスキル」を取り入れました。ライフスキルとは「日常生活で生じるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」です。(WHO,1997)。
 
だから、サカイクキャンプはサッカーの技術向上はもちろん、サッカーを通して「自分に起こる様々な困難や課題に対して自身の力でそれを乗り越える力を培う」ことを明確なミッションに掲げました。そのため、ライフスキル・アドバイザーの東海林祐子先生(慶應義塾大学准教授)のもと、ヘッドコーチを務める高峯弘樹コーチをはじめとする指導者たちがライフスキルの研修を受けて今春のキャンプに臨みました。
 
そこで今回の前編として、東海林先生に「なぜスポーツにライフスキルが必要なのか」、また「ライフスキルを身につけることで結果が変わるのか」など様々なことをお話いただきました。(取材・文:サカイク編集部)
 
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上達のために必要なのは課題発見力と解決力

最近はサッカーの育成現場でも「一流のサッカー選手は人間力が備わっている」ということを選手に伝え、自主性やマナーなど心を育てる指導を行っています。当然、監督やコーチはサッカー上達のために「人間力」が必要であることを理解しています。しかし、多くの指導者はそのことを「なんとなくわかっている」というような抽象的な感じなのではないでしょうか。
 
「私が過去やってきた研究では、ライフスキルのレベルが高い選手の方がより高いレベルで活躍している選手が多いという結果が出ています。たとえば陸上競技の選手たちですが、インカレなど全国大会に出場するAグループと都道府県大会の出場にとどまるBグループでは、Aグループの選手たちの方がライフスキルのレベルが高いことがデータとして現れています」
 
まず取材の冒頭で、東海林先生は多くの指導者がなんとなく抱いている心の中にある靄を晴らしてくれました。どんなスポーツにおいても「上達するために課題を見つけ、どう解決すべきか」を自分で積極的にできる選手と指導者に頼りっぱなしの選手とでは成長に違いが出るのは共通のようです。
 
ただ、育成年代の子どもたちは「何をどうすれば上達ができるのか」という経験が少ないため、解決策を見つける材料をあまり持っていません。だからこそ、指導者の存在が重要なのです。
 
「高校や大学の部活の選手たちにライフスキル教育を行う時、最初に選手たちを指導する監督やコーチにライフスキルについて向き合っていただきます。なぜなら監督やコーチが自己認識しなければ、その後のいい指導につながらないからです。指導者が選手たちの技術向上にかかわるタイミングは結局、それぞれの選手の課題が見つかった時や選手の武器をさらに伸ばす時です。だから監督やコーチがライフスキルを理解し、選手一人ひとりに対して『どう介入すればどう反応する』などを考えることで選手たちといい関わり合いが生まれると考えられるからです。そのタイミングを逃さず、ライフスキルとの関連を考慮してのコーチングは選手の成長に大変貢献すると感じています」
 
次ページ:ライフスキルとはどんな能力のこと?
 

【参加者募集】
サカイクキャンプ2017夏 supported by umbro
今回のサカイクキャンプでは協賛のumbro様によるシューズの試し履きも予定しております。
以前ご参加頂いた選手はもちろん、初めて参加の選手も大歓迎!
皆様のお申し込みお待ちしております!!
 
キャンプの詳細は下記にてご確認ください。
サカイクキャンプ2017夏 supported by umbro
 

 
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文:サカイク編集部

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