U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017

2017年8月31日

初出場で5位の快挙、「ソルティーロ世界選抜」躍進の影に本田圭佑の哲学

FCバルセロナの優勝で幕を閉じた「U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ 2017」。今年で5年目を迎える同大会で、本田圭佑がプロデュースする「SOLTILO FIMILIA SOCCER SCHOOL(以下ソルティーロ)」の世界選抜チームが出場し、初出場で5位という結果を残しました。
 
 
SOLTILOグループ各拠点から22名の選手を選出して結成された世界選抜チーム「SOLTILO WORLD SELECT」。 関東や関西、そしてアメリカや中国など普段全く別の地域で活動している選手が全員集合したのは 大会 3 日前となる 8 月 21 日(日)でした。短期間でのチーム作りは大きな課題でしたが、子どもたちが自ら積極的にコミュニケーションを取り、チームの結束を高めて試合に臨みました。
 
 
順位決定戦に挑んだ「SOLTILO WORLD SELECT」の選手たちは、初戦の福山ローザスセレソンでは1-1でPK戦に。8人目まで続く緊迫した状況でも全員が最後まで集中してゴールネットを揺らし、勝利をつかみました。湘南ベルマーレ スクール選抜と戦った5~6位決定戦では前半に挙げた先制点を守り切り、大会を5位という結果で終えました。
 

 
普段から一緒に練習をしている常設チームも多いなか、「SOLTILO WORLD SELECT」は本田圭佑の哲学でもある「Never Give Up」精神で、チームが一丸となり、あきらめずにチャレンジをし続けたことで好成績を残すことができたのではないでしょうか。
 
大会を終え、「SOLTILO WORLD SELECT」のキャプテンを務めた菅原聖義選手(S.T. Football CLUB 所属)は、「キャプテンを任されて責任を感じていた。準々決勝で負けてしまった時はすごく悔しかったけれ ど、みんな気持ちを崩さなかった。だから最後みんなで協力して勝てたことが良かったと思う。今回の大会で学んだことを活かして所属チームで全国大会を目指したい」と振り返りました。
 
一方、大会中2得点決めた畑叶夢選手(SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL 上新庄スペシャルクラス校)は、「5 位というすごく良い結果を残せたと思う。今回海外の選手や初めて会う選手ばかりで最初コミュニケーションが不安だった。でもホテルで一緒の部屋で話をしたりしてすぐに打ち解けることができたから良かった」と語ってくれました。
 
(キャプテンを務めた菅原聖義選手)
 
 
 
 
(大会中2得点決めた畑叶夢選手)
 
(言葉が分からなくても積極的に話をして仲良くなった)
 

■この経験が選手としての成長につながる

知らない選手同士が集まって短期間でチームの結束力を高めるには、対話をはじめとするコミュニケーションを取ることが重要だと、子どもたち自身が体験を通して気づいたことも選手として一回り大きくなるきっかけになったでしょう。
 
また、畑選手は大会中にコーチが元プロサッカー選手だと知ったそうで、「すごいなと思った。自分も将来はサッカーの仕事をしたい」と、将来の夢も見つけたようです。
 
FCバルセロナやアーセナルFC、Jリーグチームの下部組織や街クラブ予選を勝ち上がって出場権を得た国内外の24チームが参加したワールドチャレンジ2017。「SOLTILO WORLD SELECT」は本大会終了後に解散しましたが、国内外の強豪との対戦で見えた課題、初めて会ったメンバーとチームとして戦う経験、試合がテレビ放送されること、多くの子どもにとって初めての体験が彼らを選手として、人間としての成長させることにつながるのではないでしょうか。
 

 
数日間という短い期間ではありますが、この挑戦と得た結果は今後の彼らのサッカー人生において意味のあるものになったでしょう。
 
 
 
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