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U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2015

2015年10月16日

"パスサッカー=いいサッカー"ではない!正しいボールの動かし方とは?

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(2)外―中―外へのボールの動かし方

(2)の「外―中―外への展開」については、中を使うことから「外―外への展開」よりも難しくなります。
 
バルサはチームとして意図的に中をつかって相手の守備陣形や意識を中に寄せ、その反応を見たうえで再び外に展開する動かし方をしていました。
 
このコンセプトにおいて日本のいくつかのチームのボールの動かし方についての映像が出ましたが、チームの戦術コンセプトとしてトレーニングされていないのか同じサイドから強引に突破を試みてボールを失ったり、ボールに選手が集まりすぎていることで中を使った後に外へ展開できないシーンがありました。
 

(3)バルサでも難しい? 3人目の使い方を覚えよう

3人目を使う(3)のコンセプトについては、バルサのワンシーンが取り上げられました。準決勝で相手がバルサの中盤3選手にマンマークを付けながらハイプレスをかけてきた局面で、ボールを持つセンターバックが中盤を飛び越す前線へのグラウンダーのパスを通しました。そのくさびのパスをフォワードが中盤の選手にダイレクトで落とし、最終的に3人目となる中盤の選手が前向きでボールを受けたシーンが紹介されました。
 
パスのコースのみならずパスのラインも意識するバルセロナの選手らしいボールの動かし方でこの2本のパス、やや長い距離のワンツーによってバルサは一気に局面を打開したのでした。ポール氏曰く、「この3人目を使うボールの動かし方は、スペインの7人制でよく使う戦術」とのこと。バルサといえども11人制のフルコートでの初めての試合ということで、大会を通して「3人目の使い方には苦労していました」ということです。
 
しかしながら、ポール氏が紹介した分析ビデオの映像(現象)からは、FCバルセロナが選手の能力任せではなく、しっかりと低年齢から個人戦術、チーム戦術を段階的に指導している事実を理解することができました。
 
今大会は3連覇を逃し3位に終わったFCバルセロナですが、こうして細かな分析結果を知れば、やはりU-12年代においてわれわれが目指すべきチームであることは間違いありませんし、勝ち負けの結果のみならず彼らがすでにこの年代で身に付けている習慣や戦術に目を向けていく必要がありそうです。
 

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取材・文/小澤一郎

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