あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
2025年7月18日
声はかけあうけど距離感が良くなく、連動した守備ができない。U-11年代にどう教えたらいい?
■3、4年生の間に「全員で攻めて全員で守る」ことができればタイミングや距離も理解できる
ご相談者様のチームはU11なので小学5年生ですが、もっと早くからこういった練習をしても良いでしょう。
3、4年生の間に「全員で攻めて全員で守る」ことが理解できれば、守備面での危機管理能力が養われ、ボールを奪うタイミングや距離感なども理解できるでしょう。
こういった基礎的な能力を養うのは低学年から始めたほうがいい。その意味で、グラスルーツの指導がいかに重要か。そのことを多くの方にもっとわかって欲しいと思います。
池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。