あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
2025年5月23日
ボールを持ったらどんな時でもドリブル突破、とにかく縦に急ぎがちな子どもたちに、状況を見て仕切りなおす判断力をつける方法を教えて
■子どもに創造性(クリエイティビティ)を磨いてほしいと願うならば......
そもそも大人は子どもに創造性(クリエイティビティ)を磨いてほしいと願っているはずです。
であれば、まさしく大人側も創造性を磨くべきです。
創造性のある子を育てるには、コーチもそうあってほしい。逆に言えば、そういう指導者がクリエイティブな選手を育てるのかもしれません。
ファンタジスタと言われる選手は何か自然発生的に生まれてきたように見えるかもしれませんが、実はコーチが生み出している側面もあるわけです。
子どもたちがやることを認める。うまくいかなくても励まし続ける。あるいは、自分の固定観念でしばらずに自由にさせる。
そんなことだが創造性につながるのだと思います。
池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。