あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2019年11月 8日

リーグ戦に2チーム出すときの編成法を教えて。うまい子とそうでない子で分けていい?

■うまい子も、そうでない子も上手くなる練習の仕方


(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)

話をまとめると、試合は上達レベルで編成して出ればよいでしょう。ただ、トレーニングは一緒にやります。まだまだチーム作りをする年代ではありません。できない子たちもできる子たちにまざることで成長できるので、必ず一緒に練習します。

そうすると、上手い子が物足りないとか、下手な子が難しいといった意見が出ますが、子どもたちには「できない子に動きを教えてあげたら?」「言ってあげたら?」と働きかけます。

それをわかっている子は、丁寧なパスを心がけるし、できないほうの子たちは動き方を理解し始めます。うまい子から丁寧なパスが来るのでやりやすいといった利点もあります。

ご質問が多岐にわたるので、ここですべて答えられず申し訳ありませんでした。詳しくは、私が今まで書いた本を読むと理解してもらえると思いますので、ご覧いただければ幸いです。

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

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