あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2018年12月14日

サッカースクール新米コーチの悩み。最適な練習メニューってどんなもの?

■「いい」と思っても実践しない大人。学んだことは実践してみよう

※写真はサカイクキャンプでのトレーニングです。 質問者及び質問内容とは関係ありません

最後に少しだけ辛口の話を。
実は、今の大人も自分で学ぶ体験が少ないのかもしれない。そう思うときがあります。講習会をすると「その練習、いいですね」と言われますが、すぐにやってみる人は多くありません。

「いい話だった、で終わっていないだろうか?」

そう感じることがあります。ですから、とりあえずやってみてほしい。続けてほしいと思います。どんなに良いメニューでも、一回きりでは子どもに変化は訪れません。育成は長い時間がかかります。

ただし、続けると結果が出ます。すぐに結果を出るものを求めるのではなく「時間がかかったもののほうが本物なのだ」と考えてください。

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

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