アシックスの注目モデルは、「攻撃の起点」を強く意識したハイテクスパイク。積極的な攻撃参加が求められるディフェンダーやボランチに必要な、豊富な運動量、鋭いパスなどをサポートする機能が搭載されたモデルだ。

■正確なボール供給と絶妙のタッチで、攻撃の起点となれ。

アッパーのインサイド部に搭載された「パワー＆コントロールゾーン」。この樹脂パネルが前線への正確なボール供給をサポート。創造的なパスを繰り出す心臓部だ。

母趾球部には3本のスタッドを配置。これにより前後左右へのグリップ力が向上した。激しい競り合いで相手に負けないためには、足もとのグリップが必要なのだ。

OutSide

■PLAYERS

【乾　貴士】

一昨年のドイツ・ブンデスリーガ移籍以来、一瞬のスピードとドリブルスキル、圧倒的なボールコントロールなど、持ち前の武器がさらに進化。ドイツの大型DFと対戦することでよりプレーの鋭さを求められ、アタッカーとしての幅も広がっている。トップ下はもちろんFWでも左サイドでも100%の力を発揮。ブンデスリーガでも注目のテクニシャンに育った。ピッチの状態に合わせてソールタイプの異なるスパイクを使い分けるが、すべてDS LIGHTシリーズを愛用。DSLIGHTシリーズが乾の精密なプレーをサポートし続けている。

 

■INFORMATION

DS LIGHTの「DS」ヒストリー

　DS LIGHTシリーズがデビューした当初は、樹脂ソールの一部にゴルフボールのような表面にくぼみ（ディンプル）をつけ軽量化を図っていた。この形状が「Dimpleface Sole（ディンプルフェイス　ソール）」とネーミングされ、その頭文字から「DS」という商品名に。その後、より軽量で、より強度を持つ樹脂が開発され、ソールにディンプルを設けなくても、必要な強度を持ちながら軽量化を実現。それでも、「DS」という名称は継承され、商品として進化を続けてきた。

　そんな歴史を背景にもつDS LIGHTが、今回さらに進化。アウターソールに軽量樹脂を使用し、さらにその一部をくりぬいた２層構造の「ディンプルソール（Dimple Sole)」を新採用したのだ。その名の通り新たな「DS」として、軽量化に加え、耐摩耗性と屈曲性の両立を実現したNEWソール。進化したテクノロジーと歴史を融合させた新生DSLIGHTに注目したい。