夏休みはサッカーで自由研究!

2015年10月28日

夏休み自由研究コンテスト 子どもたちの「考える力」はこんなにすごい!|結果発表2015年

サカイクとサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』がタッグを組み、サッカー少年に向けて実施した『夏休み自由研究コンテスト2015』。数多くのご応募の中から、サカイク編集部とエル・ゴラッソ編集部による審査によって選ばれた受賞作品を発表します。
 

■バロンドール賞(大賞)『Jリーグと世界三大リーグ』

斎藤 孝輝くん(新潟県・6年生)
賞品:武藤嘉紀選手サイン入りユニフォーム(マインツ)
 
 
【受賞理由】 
受賞理由は大きく二つあります。一つ目は着眼点とそれに切り込む鋭さ。『なぜJリーグは欧州のリーグに比べて順位変動が激しいのか?』。多くの人が一度は同じような疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか? しかし、「Jリーグは戦力が均衡しているから」、「欧州はどこのリーグにもビッグクラブがあるから」といった簡単なフレーズで問題を片付けてしまっている場合がほとんどだと思います。本作品では、そこからさらに深く切り込み、真相にたどり着こうとする探究心が感じられました。

二つ目の理由はテーマとなる疑問に関して、実際のデータを明示した点です。Jリーグと欧州で過去5年間に優勝を経験したチームの年度別の順位推移をグラフ化しています。疑問がデータで裏付けされたことにより、作品の内容に力強さが感じられました。「サッカーについてもっと知りたい」という深い探求心と、優れた分析力が表れた本作品にバロンドール賞を送りたいと思います。おめでとうございます。
 
 

■エルゴラ賞『アジアの頂上(テッペン)』

影山 大地くん(千葉県・4年生)
賞品:図書券5000円分
【受賞理由】 
Jクラブが毎年のようにACLで苦戦をする中、応援する柏がベスト8に残ったのをきっかけに東アジアの4チームを紹介してくれた影山大地くん。4つのクラブを比較して、見やすく表にしている点には工夫が感じられます。また、丁寧に描かれたそれぞれのチームのエンブレムからはこだわりも伝わってきます。残念ながら柏はベスト8で敗れてしまいましたが、『柏から世界へ』、『Jから世界へ』と願う気持ちはわれわれエル・ゴラッソ編集部も一緒です。メッシやロナウドなど、子どもたちのサッカーへの関心が海外に向きがちな昨今、Jクラブを熱心に応援し、ACLを作品の題材に選んだその熱意にエルゴラ賞を送りたいと思います。(エル・ゴラッソ編集部)
 
 
■サカイク賞『サッカーの強い国の歴史』
中根 健太くん(愛知県・3年生)
賞品:中村憲剛選手監修DVD『KENGO Academy』
【授賞理由】
この賞の選考基準は、サカイクのテーマでもある“子どもの考える力”がうまく引き出されているかどうか。研究のテーマは『サッカーの強い国の歴史』ですが、優勝したドイツではなく、そのドイツを追い詰めたアルジェリア(当時の監督はハリルホジッチ)や、日本と同じグループCを勝ち抜いたギリシャをピックアップするという子どもならではの自由な視点、ブラジルの紹介文を国の形に沿って展開する柔軟な発想力が見えます。また各国の国旗にも、色紙を切り抜いたり貼りつけたりと工夫が見えます。制作したお子さんの表情はもちろん、それを見守るお父さんお母さんの表情まで想像させられる奥深い作品。サカイク賞の受賞、おめでとうございます。(サカイク編集部)
 

■次点

惜しくも入賞は逃してしまったものの、入賞作品と比べても甲乙つけがたかった3作品はこちら
 
『サッカー大国ドイツ 強さのヒミツ!!』
江田悠人くん(東京都・5年生)
 
『知らない…サッカー』
欠宏太朗くん(神奈川・6年生)
 
『コロンビアのハメス・ロドリゲス』
眞鍋克実くん(東京都・5年生)
 
 

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