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プロを指導するパーソナルコーチによる「状況に応じた身体操作と思考力」を高める、個人スキル向上トレーニング
公開:2026年10月26日
サッカーの指導が学べる動画配信サービス「COACH UNITED ACADEMY」では、強豪チームや豊富な実績を持つ指導者によるトレーニング動画や、指導していく中で必見な理論や情報を配信中だ。
今回のテーマは「個人のベースとなる、状況に応じた身体操作と思考力を高めるトレーニング法」。指導するのはMAVEN SOCCER SCHOOLで代表を務める大関将貴氏だ。
大関氏はスクールでの指導と並行し、国内外30名以上のプロサッカー選手のパーソナルコーチとしても活動。
さらにアスリート向けトレーニングジム「MAVEN SPORTS LABO」の代表として、プロサッカー選手だけでなく、総合格闘技のファイターなど、計50名のプロ選手のパーソナルコーチを務めている。
個人のスキルをいかに試合で発揮できるものにするか。前編では神経系にアプローチするコーディネーションから、コンタクトスキル、正対・非正対の対人、そして戦術的な要素を取り入れたパストレーニングまで、実践的なメニューを紹介してもらった。(文・鈴木智之)

脳と体をつなげる腕回し
前編で行うのは、神経系へのアプローチと対人のトレーニング。大関コーチはメニュー全体のポイントを次のように語る。
「このトレーニングのポイントは、状況認知と個人のスキルを高める考え方です。プレーの強度が上がった中で、精度を上げていくことを意識してコーチングを行います」

最初のメニューは2人組で行うコーディネーション。右腕を前回し、左腕を後ろに回しながらドリブルで進み、ターンしてパートナーにパスを出す。
次は左右を入れ替え、腕が同じ動きにならないよう注意しながら進んでいく。慣れてきたらドリブルをリフティングにチェンジ。
大関コーチは「肩甲骨から大きく、ダイナミックに動かそう」「顔を上げて、ボールを見ないで」と声をかけながら、段階的にスピードを引き上げていった。
受け身にならず、自分からアタックする
続いて行うのは、コンタクトスキルのトレーニング。サイドラインからサイドラインに向かってドリブルし、守備側がぶつかってくるところに対して、攻撃側が自分からアタックしていく。

大関コーチが強調したのは、耐えようとしてブロックするのではなく、先に当たりに行くことだ。
「ぶつかられたときに耐えようとしてブロックすると、押されてマイナスに持っていかれてしまう。来たものに対して先にアタックして、力の方向をプラスに持っていく。そうすれば仮に競り負けたとしても、少しのマイナスで済む」
また、ボールは体の幅より外に出し、スタンスを広げて、すぐにドリブルやターンへ移れる状態を作ることも求めていた。

その後は、正対と非正対の対人へ。正対では相手と向かい合い、左右の選択肢を持ちながら外していく。トレーニングの詳細は、「COACH UNITED ACADEMY」動画で確認してほしい。
ボールが来る前と移動中に見る
前編の最後は、戦術的な要素を取り入れたパストレーニング。

中央にV字に置いたマーカーを守備者に見立て、パスの出し手と受け手の間に守備者が重なる位置関係を避けるため、レーンを変えて選択肢を増やしていくプレーにトライ。
後ろから前へ、右から左へのサイドチェンジなど、攻撃方向を常に意識しながら、パススピードとプレースピードを上げていくことが求められる。大関コーチは言う。
「ミスは必ず起こる。大事なのは、その後に素早く修正して次のプレーに入ること。周りを見ていなくてボールを奪われるミスは、練習を重ねるだけでは直らない。ボールが来る前に見る、ボールの移動中に見る。このダブルチェックの中で技術を発揮する習慣をつけて、ゲームにつなげてほしい」
トレーニングは段階的に設定を変え、中盤の選手が受けて展開するだけでなく、奥へパスを飛ばして3人目として関わるパターンを加えるなど、徐々に実戦に近づけていった。

以上で前編のトレーニングは終了。
大関コーチは「選手によって、考え方も体の使い方も異なります。同じ指示でもすぐにできる選手もいれば、頭では理解していても体が追いつかない選手もいます。だからこそ、一人ひとりの動きを見て、声のかけ方を変えていくことが大切です」と総括した。
指導の詳細や、トレーニングの組み立て方を知りたい方は、ぜひ「COACH UNITED ACADEMY」動画で全容を確認してほしい。
次回の後編では、状況認知と判断をテーマにしたトレーニングを行っていく。
【講師】大関将貴/
国内外30名以上のプロサッカー選手のパーソナルコーチを務め、映像分析×スキルトレーニング×フィジカルトレーニング、選手のレベルアップに必要なものを一挙に指導。2023年よりMAVEN SOCCER SCHOOLを開校し、東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城、群馬県から会員数350名を超える小学生が在籍。2026年8月にはトップアスリートからジュニアアスリートが通う『MAVEN SPORTS LABO』を開設。サッカー、野球、バスケ、格闘技など様々なスポーツ選手が集いトレーニングを行っている。現在はサッカー選手のみならず、格闘技団体RIZIN選手のフィジカルコーチも務める。スペインサッカー協会公認Nivel1、日本サッカー協会公認B級ライセンスを保持。
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