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「家族がチームになる日」1歳から91歳まで298人が参加! 元日本代表選手と楽しむウォーキングフットボールが大阪で開催

公開:2026年11月 6日

2026年11月1日(日)、大阪府堺市のJ-GREEN堺で「キリンファミリーチャレンジカップ2026 in 大阪」が開催されました。

日本サッカー協会(JFA)とキリンホールディングス株式会社が共催するこのイベントには、1歳から91歳までの298人が参加。元サッカー日本代表の加地亮さん、柿谷曜一朗さん、澤穂希さん、阪口夢穂さんもゲストとして登場し、年齢、性別、サッカー経験や障害の有無を超えて、ウォーキングフットボールを楽しみました。

イベントのコンセプトは「家族がチームになる日」。普段は子どものサッカーを応援する保護者や祖父母も一緒にボールを追いかけます。

家族みんなが選手になることで、どんな変化が生まれるのでしょうか。イベントに込められた思いをキリンの泉伸也さんに聞きました。

■「家族がチームになる日」に込められた思い

今回行われたのは、走らずにプレーする「ウォーキングフットボール」。年齢や性別、障がいの有無、サッカー経験にかかわらず誰もが一緒に楽しめるスポーツです。

普段は子どものプレーを見守るお父さん、お母さんも、今日は同じピッチに立つ選手。元日本代表選手たちも加わり、家族でサッカーを楽しむ時間が生まれました。

キリンの泉さんは、イベントの開催背景について次のように話します。

「デジタル化が進んで、家族が同じ家にいても、それぞれがテレビやタブレットを見て過ごすような時代になってしまっています。だからこそ、まずは一番身近な家族とのリアルなつながりを大切にしたい、という思いがあります」

ウォーキングフットボールなら、家族全員が同じチームの選手になれます。

「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの普段は見られない一面を発見できると思うんです。その日の夕食で『今日のあのプレー、すごかったね』と話したりする。そんな会話から家族の絆が深まればうれしいですね」

同じ目標に向かって喜びや悔しさを分かち合う時間が、家族の新しいコミュニケーションにつながっていきます。

■応援する側から、一緒にプレーする側へ

普段、わが子のサッカーをピッチの外から見守っている保護者も多いことでしょう。しかし、同じピッチに立ってみると新しい発見があるかもしれません。

「保護者の方は普段、お子さんがスポーツをしている姿を見ていると思いますが、同じプレーヤーの目線ではないですよね。一緒にプレーすることで、お子さんの頼もしさを感じることもあると思います」

一方、子どもにとっても、親や祖父母が真剣にプレーする姿は新鮮なはずです。

「お互いに普段とは違う姿を見ることで、新しいコミュニケーションが生まれたらいいなと思っています」

普段は「頑張れ!」と声をかける保護者が、子どもから応援される側になる。そんな立場の変化も、家族でスポーツを楽しむ魅力です。

■お母さんやおばあちゃんが大活躍! 3世代、4世代で楽しむサッカー

今回で9回目を迎えたキリンファミリーチャレンジカップ。これまでの参加者は累計約3,000人にのぼり、3世代での参加も多いそうです。過去には福岡で4世代が一緒に参加した家族もいました。

泉さんが印象的だと話すのは、お母さんやおばあちゃんたちの活躍です。

「意外とお母さんやおばあちゃんがハッスルプレーをするんですよ。普段は一緒にスポーツをする機会がないからこそ、『実はこんなに体を動かすのが好きだったんだ』という発見があるんです」

走らないことがルールなのに、夢中になってついつい走ってしまう人も。そんな一生懸命な姿が、周囲の笑顔を引き出します。

勝ち負けや技術だけではなく、家族全員が同じ立場で夢中になれること。それが、このイベントならではの魅力です。

■能登の被災地でも実感した、サッカーが人を笑顔にする力

ウォーキングフットボールを通じて人と人をつなぐ取り組みは、被災地にも広がっています。

キリンとJFAは、能登半島地震の被災地でも「JFA・KIRIN ビッグスマイルフィールド」を展開。これまでに7回、被災地でウォーキングフットボールを実施してきました。

泉さんには、その活動の中で忘れられない出来事があります。

石川県輪島市で、避難所となっていた小学校のグラウンドを使って開催したときのこと。イベント終了後、片付けをしているスタッフに避難していた70代くらいの女性が教室の窓から声をかけてくれたそうです。

「今日初めてボールを蹴ったけど、すごく楽しかった」

「僕らが逆に元気をもらったような気持ちになって泣きそうになりました。いろいろな支援の形があると思いますが、スポーツやサッカーの力ってすごいなと改めて感じました」

サッカー経験がなくても、同じ場所でボールを蹴れば自然と笑顔が生まれる。

「ウォーキングフットボールって、見ているだけでも口角が上がるんですよね」

その言葉には、スポーツが持つ可能性への思いが込められていました。

■サッカーを通じて、家族を、日本を元気に

キリンファミリーチャレンジカップは、今後も全国各地での開催を目指していくといいます。

「サッカーには、みんなを笑顔にしたり、新しい絆を生み出したりする力があると思っています。JFAさんと一緒にウォーキングフットボールを通じて日本を元気にしていけたらと思います」

普段、子どものサッカーを応援している保護者の皆さんも、たまには自分自身が選手になって一緒にボールを蹴ってみてはいかがでしょうか。

ピッチの外から見ているだけでは気づかなかった、わが子の頼もしさや家族の新しい一面に出会えるかもしれません。

サッカーを「見る」「応援する」だけでなく、家族みんなで「プレーする」。そんな時間が、家族の絆をより深めてくれるはずです。

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