インタビュー

2022年12月20日

「挑戦し続ける人たちを、応援していきたい」サッカー日本代表とメジャーパートナー契約を結んだ、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社の想い

2008年より、グループ傘下の三井住友海上火災保険株式会社が、サッカー日本代表のサポートディングカンパニーに就任。2015年からは、グループ6社に対象を拡大し、サッカー日本代表をスポンサーの1社として支える、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社。

サッカー日本女子代表"なでしこジャパン"の国際親善試合の冠スポンサーとしても有名な、同社の広報・IR部に所属する石元和子さんに、日本サッカー、日本代表をサポートする理由と想いについて、話を伺いました。

©JFA

――まず、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社の事業内容を教えてください。

グループ傘下の損害保険会社3社、生命保険会社2社を中核とする、保険金融グループの上場持株会社(親会社)になります。私は、広報・IR部でサッカー日本代表のスポンサーを務め、当社も含めたMS&ADグループ6社の窓口として、日本サッカー協会(以下、JFA)さんや関係各所と連携しながら、サッカー日本代表の応援やサッカーを通じた様々な企画を実施しています。

――御社がサッカー日本代表をサポートするきっかけと理由を教えてください。

私たちMS&ADグループは、保険金融グループとして、世界48カ国の国や地域で事業を展開しています。約4万人の社員とともに、世界トップ水準の保険金融グループをめざすとともに、事業を通じて社会課題の解決に貢献し、社会と共に成長していきたいという想いがあります。また、世界のトップレベルで挑戦し続けているサッカー日本代表の皆さんの姿に、歩みをとめずチャレンジをし続ける人たちを応援する、という私たちの企業姿勢を重ね合わせ、応援しています。

――なでしこジャパンの親善試合『MS&ADカップ』の冠スポンサーを務めるなど、サッカーファンの間では、知名度も高まっているのではないでしょうか?

ありがとうございます。『MS&ADカップ』は、2015年に香川県丸亀市で行われた、なでしこジャパンの国際親善試合からスタートしています。2016年には、熊本地震の復興のチャリティーマッチとして、男子のU-23日本代表の試合も協賛させていただきました。
コロナ感染拡大防止の観点から、試合が中止となる時期もありましたが、継続して特別協賛をさせていただいております。
なでしこジャパンのファン・サポーターの方からは、試合会場などで「MS&ADカップをやっている会社ですよね」や「女子サッカーを応援してくれていますよね」と声をかけられることもあり、嬉しい気持ちになります。


@JFA/MS&ADカップ2022
対ニュージーランド代表戦(2022.10.9)

――女子サッカーを精力的にスポンサードしている印象がありますが、どのような理由があるのでしょうか?

MS&ADグループは、多様性を活かした事業展開が大きな特長で、以前から、女性活躍などDE&Iに積極的に取り組んできました。また、MS&ADグループの三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上あいおい生命に、女子サッカー選手が在籍していることもあり、男子に加えて、女子サッカーの応援にも力を入れています。

――2022年の11月4日に記者会見を行い、JFAとメジャーパートナー契約を結びました。会見の中で「両者が共同して社会課題に取り組むことで、レジリエントでサステナブルな社会を目指す」という文言がありましたが、今後、どのような取り組みをしていくか、ビジョンをお聞かせください。

JFAの掲げる「共生社会、共創価値」というキーワードや、サッカーを通じて、様々な人たちに幸せを提供していく取り組みをしたいという想いは、我々がSDGsを道しるべに社会課題の解決に取組み「レジリエントでサステナブルな社会」を目指すというところにマッチすると思っています。これまで以上にJFAとの連携を強化し、サッカー(スポーツ)を通じて、様々な人たちの幸福、Well-beingな社会の実現に貢献していきたいと思っています。

――2017年から、JFAと共催で『MS&ADカップ』に合わせて親子サッカー教室を開催していますが、どのような想いがあるのでしょうか?

「MS&ADサッカー教室」は、『MS&ADカップ』の開催地域で実施しています。『MS&ADカップ』と「MS&AD親子サッカー教室」を通じて、開催地域のサッカーや女子サッカーを盛り上げていきたいという想いで開催しています。
また、サッカー教室には、なでしこジャパンの現役選手やOGなどにも参加いただいています。選手やOGの中には、自身が子どもの頃に、サッカー選手と一緒にプレーしたことがサッカー選手を目指すきっかけになったという方も多く、このサッカー教室での経験が、サッカー選手を目指すきっかけになり、将来、代表選手として活躍してくれたら嬉しいですね。

――サッカー教室の参加者からは、どんな反応がありますか。
まずは参加しているお子さんが本当に楽しそうで、その表情を見ているだけで、私たちもうれしい気持ちになります。また、保護者の皆さまも、サッカーが好きで、なでしこの選手のファンというケースも多く、親子で喜んでいる参加している姿は微笑ましいですね。
参加者からは、「トップレベルの選手やOGと一緒にプレーをして、すごく楽しかった!」という声や、「間近でプロの選手のプレーを見る機会を貰ったので、この先もサッカーを頑張っていきたい」といった声をいただいています。

――サカイクはサッカーをするお子さんとその保護者向けの媒体なのですが、今後、子どもたちのサッカーに携わるイメージやビジョンがありましたら教えてください。

今後も「サッカー教室」に加え、子どもたちに夢や希望を与えられたり、楽しんでもらえる企画を、JFAや地域の方々と共に続けていきたいと思います。また、2023年7月には、女子ワールドカップが開催されますので、より女子サッカーを盛り上げていけるよう、さまざまな企画を考えて行きたいですね。

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